要旨
乗員の衣服などに付着して車室内に持ち込まれるアレルゲン物質として,主にダニおよびスギ花粉が挙げられる.これらのアレルゲン物質に対して不活化性能を示し,摩耗や環境老化といった自動車の厳しい条件に耐え,未加工品同等のアセンブリ外観商品性を有するアレルゲン低減シート表皮の開発をおこなった.上記の性能を達成するために,多数の抗アレルゲン剤の中から最適な材料を選定するとともに,配合比,粒径,バインダ剤,塗布方法について改良を加え,ねらいの性能を有するシート表皮を開発することができた.さらにスギ花粉以外の花粉アレルゲン物質についても検証をおこない,1年を通じてアレルゲン低減効果を発揮できることを確認した.
参考文献
- (1) http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/hftyosa/hftyosa03/index.html
- (2) 佐橋紀男,高橋裕一,村山貢司:スギ花粉のすべて,(株)メディカルジャーナル社,117p.(1995)
- (3) 環境省:花粉症環境保健マニュアル,環境省環境保健部環境安全課,37p.(2009)
- (4) 森谷清樹:家の中のダニ,(株)裳華房,149p.(1990)
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.24 No.2 収録 (67 - 71)
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引用情報
林 里恵.
自動車用シートの耐久性を考慮したアレルゲン低減シート表皮の開発
Honda R&D Technical Review Vol.24 No.2 pp.(67 - 71)2012.
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