要旨
ハイブリッド自動車および電気自動車等の駆動用モータ用Nd2Fe14B焼結マグネットに使用されるジスプロシウムの削減を目的として,部分拡散法によるレアアース低減マグネットの開発をおこなった.モータ中のマグネットの反磁界分布は均一ではなく角部に集中するため,必要な保磁力分布をCAEにより定量化し,その保磁力分布を満足する部分拡散マグネットの材料開発をおこなった.さらにモータ特性評価において部分拡散マグネットも従来同等の減磁特性を示すことを実証した.レアアースの中でも資源問題が顕在化しているジスプロシウムについて,本技術によりモータ性能を維持したままジスプロシウム使用量を3割以上削減できた.
参考文献
- (1) 山本日登志:希土類磁石の発展と市場動向,日中レアアース交流会議シンポジウム(2009)
- (2) METAL-PAGES, http://www.metal-pages.com/
- (3) Lifton, J.: The Consequences of Uncertainty in the Future Rare Earths Supply Chain, REPM 2010
- (4) 中村元:粒界拡散法により作製したNd-Fe-B系焼結磁石,日本応用磁気学会147回研究会資料,p.13-18 (2006)
- (5) 町田憲一:粒界拡散技術による特定レアアースを低減した高性能希土類磁石の開発,セラミックス44,No.5, p.392-396(2009)
- (6) 杉本孝一,長村光造:拡散方程式の解,材料組織学,朝倉書店,p.64-69(1991)
- (7)島田寛,山田興治:希土類磁石,磁性材料,講談社,p.114-126(1991)
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.24 No.2 収録 (61 - 66)
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引用情報
三好 健宏, 東 孝之, 井上 雅志, 大﨑 廣二郎.
部分拡散法によるレアアース低減マグネットの開発
Honda R&D Technical Review Vol.24 No.2 pp.(61 - 66)2012.
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