要旨
Honda独自の差圧式高圧水電解技術を用いたワンパッケージ型のスマート水素ステーションを開発した.主要コンポーネントを10フィートコンテナサイズにパッケージ化し,設置面積の縮小と導入作業の簡素化を達成した.また,車両への水素充填作業が初めての人にもわかりやすいインタフェースを構築した.性能については,純水製造手法を見直して水の使用量を10分の1以下へ削減し,また,高圧水の排出技術を確立することで,水素製造装置としての耐久性を高めた.さらに,設置可能地域を準寒冷地域まで拡大するために,凍結による機能損失を防止する保温機能を追加した.これらにより,水素社会の実現と燃料電池自動車の普及促進に有効な手法として,全国の自治体等で導入が進んでいる.
参考文献
- (1) 岡部昌規,中沢孝治,樽家憲司,判田圭:太陽電池を使った水素ステーション(SHS)の実証試験,Honda R&D Technical Review, Vol.20, No.1, p.67-73
- (2) 中沢孝治,長岡久史,武内淳,Frank Moburg,山下郁也,岡部昌規:差圧式高圧水電解型ソーラー水素ステーション(SHS2)の紹介,Honda R&D Technical Review, Vol.22, No.2, p.28-35
- (3) 長岡久史,吉田喜祐,David Cun,山下郁也,岡部昌規:差圧式高圧水電解型ソーラー水素ステーション(SHS2)の実証試験,Honda R&D Technical Review, Vol.24, No.2, p.72-78
- (4) 武内淳,中沢孝治,吉田喜祐,伊藤潤,岡部昌規,山下郁也:国内仕様ソーラー水素ステーションの紹介,Honda R&D Technical Review, Vol.25, No.1, p.85-90
- (5) 吉田喜祐,三宅葵:国内仕様ソーラー水素ステーションの実証試験結果,Honda R&D Technical Review, Vol.26, No.2, p.190-195
- (6) http://www.fccj.jp/hystation/, 2017/1/31
- (7) ISO 14687-2:Hydrogen fuel – Product specification – Part 2: Proton exchange membrane (PEM) fuel cell applications for road vehicles, (2012)
- (8) 国土交通省:住宅の省エネルギー基準,(2013)
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.29 No.2 収録 (43 - 49)
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引用情報
吉田 哲也, 武内 淳, 浅野 裕次.
ワンパッケージ型スマート水素ステーションの開発
Honda R&D Technical Review Vol.29 No.2 pp.(43 - 49)2017.
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