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高効率に整合された完成車全体の機能安全プロセスの構築

要旨

ロジックを持つ電気,電子システムを自動車に搭載するためには,機能安全規格ISO 26262への準拠が必要である.機能安全活動は,規格に準拠したプロセスを実行することでシステムの機能不全により引き起こされる人の健康に対する身体的な被害を予防するための対策をおこなう.複数のシステムが複雑に関係する自動車開発において機能安全規格に効率良く準拠するためには,各システムの担当者が合理的に連携して完成車全体にわたる機能安全活動を実施する必要がある.そこで,完成車全体の中で個々のシステムの関係性を調査して機能安全活動境界を過不足なく設定できる手法を策定し,システムに実装されるインタフェースをガイドに各システム同士が連携して影響分析をおこない,機能安全要求を整合する独自のプロセスを機能安全プロセスに追加した.その結果,影響分析の重複範囲を削減できたことでシステム内部の影響分析の精度が向上し,システム同士を連携させるプロセスを独自に追加したことで高精度な影響分析を車両レベルで網羅的に実施して適切な機能安全要求を配置できる完成車全体の機能安全プロセスを構築できた.

参考文献

  1. (1) ISO 26262: Road Vehicles–Functional Safety, (2011)
  2. (2) 相模宏樹,広中慎司,森良司,向井拓幸:モデルベース設計を用いたISO 26262対応システム設計プロセス,Honda R&D Technical Review,Vol.26,No.2,p.165-171

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.29 No.1 収録 (91 - 98)

論文PDF

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引用情報

太田 崇, 相模 宏樹.
高効率に整合された完成車全体の機能安全プロセスの構築
Honda R&D Technical Review Vol.29 No.1 pp.(91 - 98)2017.
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