廉価LED前照灯システムの開発

要旨

近年,低消費電力,長寿命,デザイン上の自由度などの観点から,従来の電球に代わりLED光源を採用することが注目されている.自動車業界においても,LED光源の普及が進んでいる.特に,消費電力の大きい前照灯へのLED採用により,車両の消費電力低減に大きな効果がもたらされ,燃費向上が期待される.さらに,LED光源が,販売台数の多い低価格二輪車に適用できれば,総CO2排出量の削減に大きな寄与が期待できる.しかし,これまで,LEDの二輪車前照灯への適用は,高価格帯の一部機種に限られていた.これは,主に,高輝度LED光源部やドライバユニットのコストが高いためであった.これに対し,我々は,中輝度LEDを複数使用する方式を採用し,また,高コスト化の原因であったヒートシンクを用いずに放熱性を満足する構成を考案した.さらに,ハイビーム用とロービーム用の光源を直列接続することを可能とする回路構成の考案により,定電流回路を一つとすることが可能となり,更なる低コストを実現した.本開発により,LED前照灯の低価格帯二輪車への採用が可能となった.

参考文献

  1. (1) http://www.meti.go.jp/committee/summary/0004310/pdf/018_04_00.pdf

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.27 No.1 収録 (59 - 66)

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引用情報

土屋 洋介, 松﨑 哲平, 竹繁 徹朗, 小口 敢.
廉価LED前照灯システムの開発
Honda R&D Technical Review Vol.27 No.1 pp.(59 - 66)2015.
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