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小型二輪車用デバイスレスタンブル強化技術

要旨

小型二輪車用を対象として,吸気通路の切り替え機構を用いずに低負荷領域のみのタンブルを強化する技術をCFDにより探求した.バタフライ式スロットルバルブの下流では,スロットル低開度領域において吸気流が逆流する現象が発生する.スロットルバルブの下流に吸気ポートを上下に分割する隔壁を設置することで一方の流路に逆流を捕捉できることが確認された.さらに,隔壁の位置を最適化することで,大半の吸気流を一方の流路に集約し,タンブル流の生成に必要な流量が得られることが確認された.実機エンジンの燃焼指圧解析により,低負荷領域における燃焼期間がコンベンショナルポートに比べて短縮し,ねらいどおりのタンブル特性になっていることを確認した.この結果,完成車のWMTCモード燃費で1.7%の向上が得られるとともに,EURO5/インドBS-Ⅵ排気ガス規制値に適合した.量産化にあたっては,ポート中子に隔壁部を形成するスリットを設けることで,隔壁を鋳造一体成形した.これにより,専用部品の付加や,既存設備の変更を加えることなく実用化を可能とした.

参考文献

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著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.32 No.2 収録 (56 - 68)

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引用情報

藤久保 誠, 中村 洋平, 井上 陽介, 亀田 圭悟, 日高 葉月, 及川 浩信.
小型二輪車用デバイスレスタンブル強化技術
Honda R&D Technical Review Vol.32 No.2 pp.(56 - 68)2020.
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