要旨
スマートキーシステムの開発を効率化するため,磁界CAEを活用し,試作車レスで短時間にLFアンテナの取り付け位置とキー位置の検知性能を検証できる技術を開発した.試作車がない段階でボデーの形状や接合部の導通状態で変化する車室内外の磁界分布を検証するため,衝突CAE用のボデーモデルを簡素化し,導通状態を追加して,ボデーとシートのモデルを作成した.磁界CAEと実験解析の結果,ボデーの形状や導通状態に影響されて変化するLFアンテナがつくる磁界を短時間で解析できることを確認した.さらに,安定した計測精度をもつワイヤレスかつ小型の磁界センサを開発し,解析精度の向上と検証の効率化を実現した.その結果,試作車のない新型車の開発初期段階でスマートキーシステムの開発ができるようになった.
参考文献
- (1) https://www.honda.co.jp/factbook/auto/LEGEND/201411/LEGEND_1411.pdf
- (2) https://www.honda.co.jp/factbook/auto/CR-V/201808/CRV_201808.pdf
- (3) 深澤将弘,雲丹亀真剛:試作車レス開発を考慮した自動車空調用ホース振動伝達予測,Honda R&D Technical Review, Vol.30, No.2, p.83-88
- (4) 吉田俊秀,浜田康,沼元正樹,稲田貴裕:磁界CAE を用いたアドバンストキーレス開発,マツダ技報,No.30, p.181-185, (2012)
- (5) https://www.honda.com/safety/virtual-and-real-world-tests/
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.31 No.2 収録 (44 - 49)
論文PDF
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引用情報
丹田 喜雄, 河守 俊明.
磁界CAEを用いたHondaスマートキーシステムの試作車レス開発
Honda R&D Technical Review Vol.31 No.2 pp.(44 - 49)2019.
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