要旨
量産車の開発で活用している従来の性能設計用シミュレーションモデルをベースに,ステアリング系のモデルを新たに組み込むことで,極低速操縦性指標を開発初期に一括して計算できるシミュレーション技術を構築した.これにより指標ごとにシミュレーションモデルを個別に作成する必要がなくなり,性能設計の効率が向上した.また開発初期においてシミュレーションによる検討が容易でない性能指標であったステアリング戻りトルクについても,高速から極低速までシームレスに車速条件を変えて計算できるようになった.本技術は極低速走行操縦性と高速領域の操安性を両立する仕様の検討や,キングピン軸周りのトルク要因の分析などで,開発初期の性能設計に有効であり,2014年モデルFITから採用されている小型車用シャシプラットフォームの開発に適用した.
参考文献
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掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.30 No.2 収録 (106 - 113)
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引用情報
豊島 貴行, 畔勝 良友, 小林 佳亮, 池田 直史, 高野 広喜, 小畠 勲.
MBDのための極低速走行操縦性シミュレーション技術
Honda R&D Technical Review Vol.30 No.2 pp.(106 - 113)2018.
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