要旨
ハイポイドギヤから発せられる高次数ギヤ放射音の原因となる歯面うねりを定量評価する測定,解析手法を開発した.歯面うねりは,光学式非接触3次元測定機を用いて測定した.この結果に2次元フーリエ変換と逆フーリエ変換による画像フィルタリングを適用し,ギヤ音の周波数に影響する周期性のあるうねり成分を抽出した.本手法を用いて実機ユニットで歯面うねり評価をおこなった結果,うねりの周期性のピーク次数とギヤ放射音の周波数のピーク次数が一致した.また複数の供試体ギヤの評価の結果より,ピーク次数のうねり振幅値とギヤ放射音の音圧レベルの定量的な相関関係を見出した.これより従来には無いハイポイドギヤ単品での定量評価が可能となった.
参考文献
- (1) 加藤昭悟:ハイポイドギヤ精度測定技術に関する研究,京都大学学位論文(博士) 205p., (1996)
- (2) 柴田好克,牧泰希,森勝浩:歯車のかみあいにおける歯面修整及びピッチ誤差のかみあい伝達誤差に及ぼす影響,TOYOTA Technical Review, Vol.52, No.2, p.40-47, (2002)
- (3) 渡辺健,白木啓一郎:直交歯車箱によるハイポイドギヤ振動と放射音の基礎試験,スバル技報,第41号,p.138-144, (2014)
- (4) 江上領,近藤忠身,伊熊元紀:ねじ型工具歯車加工に起因するゴースト音発生メカニズム,Honda R&D Technical Review, Vol.20, No.2, p.99-105
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.30 No.2 収録 (65 - 71)
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引用情報
堀 剛, 宿島 直人.
ハイポイドギヤ歯面のうねり性状評価手法の開発
Honda R&D Technical Review Vol.30 No.2 pp.(65 - 71)2018.
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