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2018 Gold Wing用ダブルウィッシュボーン式フロントサスペンションの開発

要旨

6代目2018年モデルGold Wing GL1800のフロントサスペンションシステムを開発するにあたり,軽快な操縦性と高い安定性の両立および快適かつ上質な乗り心地をシステムの目標として掲げた.これらの目標を達成するために,Honda独自のモータサイクル用ダブルウィッシュボーン式サスペンションを開発した.アームレイアウトの工夫によりタイヤストローク軌跡を垂直方向に変更することで,タイヤの後方移動量を小さくし,エンジンを前方に搭載可能とした.これにより,フロント分担荷重を増やし,軽快な操縦性と高い安定性の両立を実現した.また,すべてのピボット部にニードル軸受を採用し,合わせてクッションに横力が作用しない構造を持つため,テレスコピック式サスペンションに比べ,しゅう動抵抗を低減させた.これにより,段差路などの走行においてばね上加速度を前モデル比で約30%低減し,快適で上質な乗り心地を達成した.さらに,本システムでは転舵軸に対し操舵軸を後方にオフセットしタイロッドで連結する機構とすることで,ハンドルを短くしフル転舵時の操作性を向上させた.

参考文献

  1. (1) http://www.honda.co.jp/NSX/webcatalog/performance/driving/

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.30 No.2 収録 (44 - 49)

論文PDF

PDF 1.6MB

引用情報

桒原 直樹, 三代 純平.
2018 Gold Wing用ダブルウィッシュボーン式フロントサスペンションの開発
Honda R&D Technical Review Vol.30 No.2 pp.(44 - 49)2018.
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