要旨
新型Gold Wingの完成車コンセプトに基づき,「スムーズながらも時にはアグレッシブさを発揮し,軽量コンパクト化されたF6パワーユニット」を開発コンセプトに掲げた新型水平対向6気筒パワーユニットを開発した.軽量コンパクト化のために,クランクシャフトやコンロッドの材質と形状を変更し,吸気側にフィンガフォロワロッカアームを配置したユニカムバルブトレインやシングルスロットルなどを採用した.燃焼効率の向上のために,燃焼室形状を2バルブバスタブ型から4バルブペントルーフ型へ変更した上で高圧縮比化し,吸気ポートに高タンブル形状を採用した.完成車コンセプトから求められる走りの質感を高めるために,Throttle by Wireを採用した.また,目標とする静粛性と排気音色を実現するために,Integrated Starter Generator駆動部への新機構ダンパとラバーカップリングの採用と,排気系諸元の見直しをおこなった.以上により,前モデルに対し,DCT仕様で7.1 kg,MT仕様で9.5 kgの軽量化とコンパクト化を達成した.ピーク出力を6 kW向上しつつ,WMTCモード燃費(クラス3-2)で24%の向上(国内向け)を達成した.また,高い質感と静粛性に加えて,重厚感とパルス感を楽しめる排気音色を実現した.
参考文献
- (1) 平山琢,横川幸生,藤本靖司:2018 Gold Wing用7速DCTの開発,Honda R&D Technical Review, Vol.30, No.2, p.29-35
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掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.30 No.2 収録 (15 - 28)
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引用情報
横田 洋, 野島 悟, 薗田 豊, 大﨑 裕介, 紺谷 昌弘, 山崎 覚.
2018 Gold Wing用水平対向6気筒パワーユニットの開発
Honda R&D Technical Review Vol.30 No.2 pp.(15 - 28)2018.
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