F1 用語集
ウエット
ウエット(英:Wet)とは、降雨などにより路面が濡れ、水膜が発生したコンディションのことを指す。水量が増えるほどハイドロプレーニング現象(タイヤが水膜に乗って浮く状態)が起きやすく、ブレーキング距離の増加やコントロール性の低下を招く。
また、ウエット時の大きな特徴が視界不良である。各車が高速で走行することで路面上の水を巻き上げ、大量の水煙(スプレー)が後方に吹き上がる。
その結果、後続車のドライバーは前方がほとんど見えなくなることもあり、これが多重クラッシュの危険性を高める要因ともなる。
ウエットでは溝付きタイヤが使用される。路面の水量が比較的少ない場合はインターミディエイトタイヤが、雨量が多く排水が必要な場合はフルウエットタイヤが選択される。路面が乾き始めると走行ライン上に乾いた帯(ドライライン)が形成され、タイヤ選択の“クロスオーバー”が勝敗を左右する局面となる。状況によってはセーフティーカー(SC)導入や赤旗中断が判断される。
