F1 用語集
スタンダード・サプライ・コンポーネント(SSC)
スタンダード・サプライ・コンポーネント(英:Standard Supply Components, SSC)とは、FIA(国際自動車連盟)が指定した単一サプライヤーから全チームに同一仕様で設計・製造して供給される共通部品区分のことを指す。各チームによる独自設計や性能開発は認められておらず、主にコスト抑制、技術格差の過度な拡大防止、ならびに競技監視の公平性確保を目的として導入されている。SSCとして供給されたコンポーネントは変更が許されず、指定された通りに設置、操作しなければならない。また、使用しないことも許されない。SSCに分類される部品は、競争力の核心領域を避けた監視センサーや補機系が中心で、代表例として燃料流量センサー、タイヤ空気圧センサー、ES(エナジーストア)用IVTセンサー、車載テレメトリー機器、ドライバー無線装置などが挙げられる。これらは主に安全監視やレギュレーション遵守の確認に関わる機器であり、全車で同一仕様とすることでデータの一貫性と公平性を担保している。一方で、シャシー、主要空力部品、サスペンションなどはSSCの対象外とされ、各チームの設計自由度が維持されている。
