Hondaスマートパーキングアシストシステム

このスマートパーキングアシストシステムは、ハンドルのみ自動で動き、シフトやペダルの操作はお客様自身で行っていただく機能です。

「バック駐車」と「縦列駐車」
スマートパーキングアシスト
システムの2つのモード

Hondaのスマートパーキングアシストシステムは、駐車時のハンドル操作をアシストしてくれる機能です。「バック駐車」と「縦列駐車」を行う時に、ハンドルが自動で回転し、車両を駐車スペースの白線の枠内へと導いてくれます。バック駐車でも縦列駐車でもハンドル操作は自動ですが、前進と後退のシフトチェンジ、ブレーキ、アクセルの操作などは、運転者が行います。
バック駐車では、駐車スペースに面した通路幅をナビゲーションのカスタマイズで設定できます。縦列駐車では、通路幅の初期設定をする必要はありません。

  • バック駐車
  • 縦列駐車

スマートパーキングアシスト
システムを使えるのはこんな時

スマートパーキングアシストシステムは、次のような場合に使用できます。バック駐車では、駐車スペースに面した通路幅が、ごく一般的な道路幅である5m以上あること。あらかじめ、ナビ画面のカスタマイズ設定から「広い(6m)」、または「狭い(5m)」の2通りから適した道幅を選択します。縦列駐車の使用条件は、道路幅が4.5m以上あることです。
どちらのケースでも、周囲の車両がきちんと枠内に駐車されていることが最も重要です。これらの条件を満たしていれば、ほとんどの場合、スマートパーキングアシストシステムを使用することができます。

スマートパーキングアシスト
システムが使える時

通路幅、道路幅が
十分にある場合

5m以上の通路幅(バック駐車)

5m以上の通路幅(バック駐車)

4.5m以上の道路幅(縦列駐車)

4.5m以上の道路幅(縦列駐車)

スマートパーキングアシスト
システムが使えない時

通路幅、道路幅が
足りない場合

5m未満の通路幅(バック駐車)

5m未満の通路幅(バック駐車)

4.5m未満の道路幅(縦列駐車)

4.5m未満の道路幅(縦列駐車)

周囲の車両が枠内に
停車されていない場合

操作中に注意が
必要な場合は?

停止枠を超えた場合

停車しないでバックし続ける

停車しないでバックし続ける

運転者がブレーキ操作をしないと停止しないため、障害物に接触するおそれがあります

駐車経路内に障害物がある場合

  • 経路前方に障害物がある場合 周囲の安全は運転者が確認してください

    経路前方に障害物がある場合

    運転者がブレーキ操作をしないと停止しないため、障害物に接触するおそれがあります

  • 経路前方に障害物がある場合 周囲の安全は運転者が確認してください

    経路前方に障害物がある場合

    運転者がブレーキ操作をしないと停止しないため、障害物に接触するおそれがあります

  • 経路側方に障害物がある場合 周囲の安全は運転者が確認してください

    経路側方に障害物がある場合

    運転者がブレーキ操作をしないと停止しないため、障害物に接触するおそれがあります

スマートパーキング
アシストシステムの仕組み

スマートパーキングアシストシステムは、カメラを使って駐車枠を認識し、最適な駐車経路を割り出し、ハンドル操作を自動で行ってくれます。スマートパーキングアシストシステム作動中には、タイヤの回転数から自車位置を推定し、アクセルとブレーキ操作、シフトチェンジを行うタイミングをアナウンスしてくれます。

スマートパーキングアシストシステムの仕組み

撮影した画像をリアルタイム解析。駐車枠かどうかを瞬時に判断

スマートパーキングアシストシステムは、マルチビューカメラの画像処理技術を活用して、駐車枠を認識しています。左右のドアミラー内に搭載したカメラによって、駐車枠かどうか自動で判断してくれるのです。
駐車枠の判断に、駐車枠と路面の色のコントラストや、直線で駐車枠らしい形状であるかといった画像データを活用します。駐車枠を決定した段階で、たくさんある駐車経路から最適な1経路を選び出しています。走行中も常に駐車枠を認識することによって、停車して「スタート」スイッチを押した瞬間からスピーディにハンドル操作のアシストを始められます。

駐車枠を認識できる場合

駐車枠を認識できる場合 駐車 枠を認識すると緑色の枠が駐車枠線上に移動します

駐車枠を認識すると緑色の枠が駐車枠線上に移動します

駐車枠を認識できない場合

駐車枠を認識できない場合 ラインがかすれていたり、ロープ枠の場合には駐車枠を認識できません

ラインがかすれていたり、ロープ枠の場合には駐車枠を認識できません

駐車枠を認識できない場合のスマートパーキングアシストシステムの使い方

駐車枠を認識できない場合でも、自車両を移動させて画面上の緑枠を駐車したいスペースに合わせることで、スマートパーキングアシストシステムを使用できます。

駐車枠を認識できない場合のスマートパーキングアシストシステムの使い方

ハンドル操作を担うのは、電動パワーステアリングのモーター

スマートパーキングアシストシステムを使っているときは、車両が駐車経路を走行するように、電動パワーステアリングのモーターが運転者の代わりにハンドルを回します。ハンドルが回転するスピードは、車両の進行速度に応じて変化します。

スマートパーキングアシスト 作動時の動き 普段の動き
スマートパーキングアシスト 作動時の動き 普段の動き

タイヤの回転数の測定によってクルマと駐車枠の位置を割り出す

スマートパーキングアシストシステムでは、タイヤの回転数を測定するセンサー情報から車両の移動距離や進入角度を計算することで、駐車枠とクルマの位置関係を割り出しています。スマートパーキングアシストシステムを作動させると、ハンドルは自動操作となり、アクセルとブレーキを踏むタイミングや、前進と後進を切り替えるシフトチェンジのアナウンスをしてくれます。こうしたアナウンスが適切なタイミングで行われるのは、タイヤの回転数を測定するセンサー情報から駐車枠とクルマの位置関係を把握しているからです。

車両の移動距離や進入角度を計算し、車両と駐車枠との位置関係を割り出します。

車両の移動距離や進入角度を計算し、
車両と駐車枠との位置関係を割り出します

ドライバーの運転支援機能のため、各機能の能力(認識能力・制御能力)には限界があります。各機能の能力を過信せず、つねに周囲の状況に気をつけ、安全運転をお願いします。車両をご使用になる前に必ず取扱説明書をお読みください。各システムは、いずれも道路状況、天候状況、車両状態等によっては、作動しない場合や十分に性能を発揮できない場合があります。

車種や発売時期によって本ページの説明とお客様所有の車両の機能が異なる場合があります。 実際の機能は取扱説明書をご確認ください。

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