Honda エコ マイレッジ チャレンジ
参加車両チーム<車両紹介②>
HTFTエコランクラブ

Honda エコ マイレッジ チャレンジ参加車両チーム<車両紹介②> HTFTエコランクラブ

HTFTエコランクラブは、Hondaの開発パートナーとして研究開発に取り組むホンダテクノフォートのクラブです。CNグループIV(一般クラス)でエコマイに参加しており、水曜日の定時退社後に活動するのを基本としています。

カウル製作に割く時間を他の開発領域に振り向けるため、FRP製のカウルは2000年代に購入した市販品を使用。そのため必然的に、カウルの寸法制約の範囲でパッケージングを成立させ、シャシーを設計・製造することになります。

そのシャシーは当初鉄パイプのフレームで作っていましたが、剛性・強度を確認しながらアルミに置換。さらに、剛性を確認しながら段階的に肉抜きをして現在に至っています。軽量化のための肉抜きは前後のホイールにも及んでおり、負担の軽い前輪はスポークの本数を減らしています。当初フラットだったフロアパネルは、ドライバーが乗り降りする際の剛性を確保するため、折り板状に換えています。

全体をコンパクトにするためエンジンは立てた状態で搭載したい思いもあるといいますが、クランクケースの大改造が必要なことから、現状は前後方向に寝かせた状態で搭載。エンジンはツインプラグとしているのが特徴です。燃焼効率を高めようと圧縮比を上げる変更を施したため、燃焼室は偏平に。点火プラグが片側だけだと反対側への火炎伝播が不足するため、反対側にも追加した格好です。

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1次減速の軸受をソリッドメタルではなく、より抵抗の小さなベアリングで受けるため、右と左で別のエンジンのクランクケースを組み合わせているのも特徴。必要な量だけクランク軸上にオイルを垂らすシステムは、点滴を供給する医療用のシステムを転用して成立させています。エンジンスタート前に暖機を行なうため、ブロックに電気を通電して温める方法を採用。燃料噴射はインジェクション式。スロットルはバイ・ワイヤーで作動させています。駆動輪である後輪には自転車のフリーホイールを組み込んでおり、惰性走行時はそのフリーホイールを切り離すため、ワイヤーで作動するドグクラッチを装着しています。

HTFTエコランクラブは自己記録の更新を大会の目標に掲げてはいますが、普段の業務では交流することのない社員同士が上下の分け隔てなくつながることができるのも、エコマイ活動の魅力だといいます。

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