Hondaは2024年10月2日〜5日に『Honda 0 Tech Meeting 2024』を開催し、2026年に上市を予定しているEV「Honda 0シリーズ」の開発・生産についての取り組みを発表しました。今回は、このイベントで紹介された「Honda 0シリーズ」の開発アプローチと主要技術、さらに量産に向けた生産技術について解説します。
2050年にすべての製品と企業活動を通じてカーボンニュートラルの実現を目指すHondaは、四輪車の開発についてはEVの本格的な普及期に向けて、まったく新しいEV価値を持つ「Honda 0シリーズ」の具現化を進めており、 2026年に北米での上市を皮切りに、2030年までに小型車から中・大型車まで7モデルをグローバルで展開していく予定です。
「Honda 0シリーズ」は、 Hondaのクルマづくりの出発点に立ち返り、ゼロからまったく新しいEVを創造していくという決意のもと、 従来のEVのイメージを覆すEVシリーズを目指し、“Thin, Light, and Wise.” 「薄く、軽く、賢く」 という開発アプローチで具現化に取り組みました。この具現化によって、「共鳴を呼ぶ芸術的なデザイン」「安心・安全のAD/ADAS」「IoT・コネクテッドによる新たな空間価値」「人車一体の操る喜び」「高い電費性能」の5つのコア・バリューを提供していきます。