Honda SENSING 360+降車時車両接近警報

技術の概要

降車時の接触事故を防ぐ。

駐停車中、自車側方を後方から通過する車両を検知すると、フロントピラーもしくはサイドミラー上のインジケーターを点灯させ、認知を支援します。さらに、自車側方を後方から通過する車両があり、乗員が開けようとしたドアと衝突する恐れがあるとき、インジケーターを点滅させると同時に警報音を吹鳴させて注意を喚起し、ドア開放を留まるよう促します。

技術のしくみ

車両の後側方に設けられたレーダーが、自車側方を通過するクルマ、バイク、自転車等の車両を検知。検知した車両が通過する側のインジケーターを点灯させ、ドライバーに通知します。さらに、車両のドアが開いていることを検知し、引き続きのドアの開放により通過車両との衝突の恐れがあると判断した場合、インジケーターを点滅させると同時に警報音を吹鳴させ、警告します。

技術のはたらき

斜め後方を走行する車両をコーナーレーダーが検知

斜め後方を走行する車両をコーナーレーダーが検知

検知側のインジケーターが点灯、ドライバーへ車両の存在を知らせる

※インジケーターの表示場所は車種により異なる場合があります

検知側のインジケーターが点灯、ドライバーへ車両の存在を知らせる

検知側へインジケーターの点滅と音による警告を行う

検知側へインジケーターの点滅と音による警告を行う

本機能は2段階にわたり、降車する際のドア開閉の注意喚起を行います。 レベル1の警報では、乗員がドアを開ける前に後方から車両が接近していることを、インジケーターの点灯によってドライバーへ通知します。レベル2の警報では、ドアが開いており、後方から車両が接近していることをインジケーターの点滅とピピピという音によって乗員へ警告します。警告は半ドアの状態でも行われます。

本機能は、イグニッションスイッチがオンの状態と、オフにしてから最大3分間作動します。また、接近車両はクルマやバイクに限らず、自転車を検知することも可能です。

Hondaのこだわり

本機能の搭載にあたり、ドライバー・乗員の安全な降車を促すとともに、ストレスを感じない「必要最小限の通知」にとどまるように機能を調整しています。車両を駐停車しても、乗員はその度に必ず降車するわけではありません。そのため、後方からの車両の接近はサイドミラーインジケータで知らせるだけにとどめ、ドアを開けて衝突のリスクが高まったときのみ、音量を上げ、点滅させ通知を行うように設定しています。

【動画】機能紹介<CG>

ドライバーの運転支援機能のため、各機能の能力(認識能力・制御能力)には限界があります。各機能の能力を過信せず、つねに周囲の状況に気をつけ、安全運転をお願いします。各システムは、いずれも道路状況、天候状況、車両状態等によっては、作動しない場合や十分に性能を発揮できない場合があります。

車種や発売時期によって本ページの説明とお客様所有の車両の機能が異なる場合があります。 実際の機能は取扱説明書をご確認ください。



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