11月5日に閉幕した「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」。「モーターショー」を「モビリティショー」と名を変え初めて開催されたこのイベントには、会期中111万2000人もの来場者が足を運びました。このモビリティの祭典を通して、Hondaは何を伝えたかったのか。そして何を思ったのか。三部社長の声を通じて振り返ります。
時代を経ても変わらない、Hondaが考える「本質的価値」
モビリティショーの名にふさわしく、自動車業界の枠を超え、あらゆる産業・分野が参加した今回のイベント。「乗りたい未来を、探しに行こう!」をテーマに、趣向をこらした計475企業・団体の様々なブース・展示が来場者を楽しませました。
今回、Hondaの考える多様なモビリティの現在、そして未来を出展しました。
多様な移動のありかたを提供する一方、Hondaにとって変わらないスタンス。それは「夢」が原動力であるということです。Hondaブースのテーマである「Honda Dream Loop」に込めた想いとあわせて言いました。
では「Hondaの夢見るモビリティ」とはなんなのか。それはお客さま、そして社会に対して「時間や空間といった様々な制約から解放」し、「人の能力と可能性を拡張」していくモビリティであり、これからもこの本質的な価値を提供し続けていきたいと言いました。
私たちは、移動することで、新しい景色や人と出会い、新しい発見をし、世界が広がっていきます。一方で、移動には様々な制約が伴います。ただ移動するだけに長時間必要だったり、移動中は何もできなかったり、あるいは、適切な移動手段がなくて移動が難しかったりする。Hondaはこうした制約から人々を解放し、自由な移動の喜びを、将来にわたって提供し続けたいと考えています。
また、新たなモビリティを意のままに操ることで、より早く、より遠くへ行けるようになる。人間の力だけでは行けない場所に辿り着くことができる。この様に、様々なモビリティによって、「これまでできなかったことができるようになる」。これが、「人の可能性を拡張する」という価値であると言えます。
今回のイベントでは、Hondaが夢見る未来のモビリティが数多く展示されました。そしてその「夢」を、来場者の方々と共有するだけでなく、皆さまからもモビリティに対する夢や想いを表現してもらいました。
JMSを終えて。そしてその先へ
今年初開催となった“モビリティの”祭典を終えて、何を思うのでしょうか。
会期中、多くのお客様がHondaブースへお立ち寄りいただきまして、誠にありがとうございました。これまでのモーターショーから“モビリティショー”となったことで、元来、自動車や二輪車のみならず、陸・海・空と各領域でモビリティの可能性を広げ続けてきました“Hondaらしさ”を強く表現できたと確信しています。お越しいただいた皆様、ホームページ等を通してその一端に触れていただいた皆様が、「時間や空間の制約から解放」し、「あらゆる可能性を拡張」していく、Hondaが叶えたい夢に対して少しでも共感いただけたり、心が揺れ動いていただけたのであれば、これほど嬉しいことはありません。
これからもHondaはThe Power of Dreams -How we move you. のスローガンに則って皆様にワクワクをお届けできるよう邁進して参ります。どうぞご期待ください!
「みんなで一緒に未来を考える場」――「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」全体のショーコンセプトです。出展者が見せるだけでなく、お客さまと一緒になって、未来に思いを馳せ、そして夢を描く。それらが実現する日を願って、Hondaは今日も走り続けます。
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Hondaは、モビリティメーカーとして、様々な価値をお客様や社会に提供し続け、今年75周年を迎えましたが、その道のりを振り返ってみると、創業以来、「夢」を原動力に、誰もが「無理ではないか」、と思うようなことに果敢にチャレンジし、成長してきた会社、それがHondaである。と考えています。
夢の力、The Power of Dreams -How we move you.-、これはHondaのグローバルブランドスローガンです。
この言葉には、Hondaで働く一人ひとりの夢が、Hondaの原動力であり、その夢の力で生み出した様々なモビリティが、人を動かし、人の心を動かし、たくさんの人の夢の実現を後押しすることで、未来に向けて皆さんの夢が広がっていく。この様な想いを込めています。