Hondaの交通安全情報紙

2024年 SJ春号危険予測トレーニング(KYT) 第89回見通しの悪い交差点を通過する時(四輪車編)

生活道路を走行中、止まれの標識のある交差点で一時停止したあと、右側の自転車が通過したら、左右の確認ができる位置まで前進しようとする時のクルマ視点の【イラスト問題】イラスト

©本田技研工業(株)

あなたは「止まれ」の標識のある場所で一時停止するところです。
停止線手前で停止後、右側の自転車が道路を通過したら、
左右の状況を確認できる位置まで前進しようと思います。

安全に走行するには、
どのようなことを予測する必要がありますか?

答えを見る

  • このような状況ではこんな危険があります

    生活道路を走行中、止まれの標識のある交差点で一時停止したあと、右側の自転車が通過したら、左右の確認ができる位置まで前進しようとする時の危険予測の【イラスト問題】説明イラスト交差点の左側は住宅の塀で死角になっています。右からの自転車に気をとられて、左側の死角への注意がおろそかになることがあります。停止線で一時停止をしたことで安心して、交差点に進入すると、この死角で見えていない歩行者や自転車に衝突する危険があります。

  • 一時停止後、交差する道路へ
    少しずつ車両を進め、
    自分の存在を相手に気づかせる

    • ●見通しの悪い交差点では、交差する道路を目視できる位置まで一気に進んでしまいがちです。しかし、そうすると道路から飛び出してくる歩行者や自転車と出会い頭に衝突する可能性があります。まずは停止線でしっかりと停止しましょう。

    • ●一時停止後は、交差する道路を目視できる位置まで注意しつつ徐行して前進しましょう。二段階停止をすることで、道路を通行する歩行者や自転車に自車の存在を知らせることができ、出会い頭での衝突を回避できる可能性が高くなります。

    • ●死角のある交差点に進入する際は、必ず停止線で一時停止をするだけでなく、交差点に進入する際にも停止をすることで事故防止につながります。慣れた道でも「かもしれない運転」を心がけ、左右確認をしっかりと行うようにしてください。

    ここがポイント