Hondaの交通安全情報紙

2023年 SJ春号危険予測トレーニング(KYT) 第85回こどもが歩いている時(四輪車編)

下校時、生活道路を歩いているこどもに近づいた時のクルマ視点の【イラスト問題】イラスト

©本田技研工業(株)

あなたは小学校の下校時間帯に
生活道路を走行しています。
左側には小学生、右側には親子連れがいます。

安全に走行するには、
どのようなことを予測する必要がありますか?

答えを見る

  • このような状況ではこんな危険があります

    下校時、生活道路を歩いているこどもに近づいた時の危険予測の【イラスト問題】説明イラスト右側の路側帯内を走っている幼児は保護者と手をつないでいません。この幼児が突然、車道に飛び出してくる危険があります。また、左側でふざけ合っている男子小学生が、あなたのクルマに気づかずに車道に飛び出してくることも考えられます。

  • こどもの突然の飛び出しを
    予測しておく

    • ●こどもは一つのことに注意が向くと周囲のものが目に入らなくなり、突然、車道に飛び出してしまうなど大人が予想しない行動をとる場合があります。特に、こどもが一緒にいる保護者と手をつないでいない場合や、友だち同士でふざけながら歩いている場合は、十分注意が必要です。

    • ●こどもの行動特性を踏まえ、近くを通る際は、いざという時に止まれる速度まで減速するとともに、十分な間隔をとり「飛び出してくるかもしれない」と予測した運転を心がけましょう。こどもの動きをよく観て、十分注意しながら運転することも大切です。

    • ●道路で幼児をひとり歩きさせることは道路交通法で禁止されているため、保護者が適切に見守る必要があります。
      幼児を連れて道路を一緒に歩くときは、手をつなぐことで、車道への飛び出しを防ぐことが期待できるだけでなく、保護者と接近して歩行することにより、ライダー・ドライバーの見落としによる事故のリスクを低減できる可能性もあります。
      さらに、車道側を保護者が歩き、こどもは保護者の内側を歩くことも事故防止につながります。

    ここがポイント