Hondaの交通安全情報紙

2023年 SJ秋号危険予測トレーニング(KYT) 第83回自転車を追い越そうとしている時(四輪車編)

生活道路で自転車を追い越そうとしている時のクルマ視点の【イラスト問題】イラスト

©本田技研工業(株)

あなたは生活道路を走行中、
左側にいる自転車を
追い越そうとしています。

安全に走行するには、
どのようなことを予測する必要がありますか?

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  • このような状況ではこんな危険があります

    生活道路で自転車を追い越そうとしている時の危険予測の【イラスト問題】説明イラスト対向車の後ろに道路を横断している高齢者がいます。左側の自転車だけに注意を向けていると、横断する高齢者を見落とし、衝突する危険があります。また、左側の自転車が右側にある店舗に向かって斜め横断をする可能性もあります。

  • 走行車両の直後を横断する
    歩行者に注意

    • ●対向車がいると、その直後に横断する歩行者がいた場合、気づきにくくなります。歩行者からもあなたのクルマは見えません。人通りのある場所では、対向車の後ろから歩行者が出てくることを予測した運転をすることが事故防止につながります。

    • ●自転車は、あなたのクルマの存在に気づかず、斜め横断をするかもしれません。追い越す時は速度を落とし、自転車と十分な間隔をとったり、場合によっては停止して、自転車を先に通行させるなど、自転車の予期しない行動に対応できるようにしておきましょう。

    • ●歩行者も走行車両の直後に横断すると、左側から接近するドライバー・ライダーの死角に入って危険です。道路を横断する際は横断歩道が少し離れていても安全のために必ず横断歩道を渡りましょう。やむを得ない場合は、右側から来るクルマが通り過ぎても、すぐに横断せず、左側からクルマなどが来ていないかしっかり確認してから渡ってください。さらに、横断時、センターライン手前でもう一度、左からクルマが来ていないか確認することも大切です。

    ここがポイント