Hondaの交通安全情報紙

2022年 SJ冬号危険予測トレーニング（KYT）第80回合図の誤解（四輪車編）

©本田技研工業（株）

あなたは交差点を左折するため、
ウィンカーを点灯させています。
左側の駐車場からクルマが出て来ました。

このような状況ではこんな危険があります

左側にある駐車場の出口で右折の合図を出しているドライバーは、あなたが出した左折の合図を自分がいる駐車場に入るためだと誤解するかもしれません。誤解した場合、相手はあなたが止まると思って、車道に飛び出し、衝突してしまう危険があります。また、左側にいる自転車が駐車場から出てくるクルマを避けようと、あなたの前に出てくる危険も考えられます。
合図は他車に
誤解されることがある
- ●合図を出しているからと安心せずに、常に他車の動きに注意するが必要です。「相手は出てこないだろう」と思い込まず、飛び出してくるかもしれないと危険を予測しておくことが事故防止につながります。
- ●今回のケースは先にある交差点の信号が黄色になっていることもあり、一時停止して駐車場から出てくるクルマに道を譲るのが安全といえるでしょう。
- ●駐車場などから車道に出る際は、車両や歩行者がいないか十分に確認してください。歩道や路側帯がある場合は、歩行者や自転車がいるいないにかかわらず、その手前で一時停止する必要があります。また、歩行者がいる場合は、歩行者の通行を妨げないようにしなければなりません。