Hondaの交通安全情報紙

2019年 SJ 12・1月号危険予測トレーニング(KYT) 第72回冬の早朝に橋の上を通る時(四輪車編)

冬の早朝に橋の上を通り赤信号で停車する時のクルマ視点の【イラスト問題】イラスト

©本田技研工業(株)

あなたは冬の早朝、橋の上を通るところです。
橋の先にある信号機が赤なので、
停止しようとしています。

安全に走行するには、
どのようなことを予測する必要がありますか?

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  • このような状況ではこんな危険があります

    冬の早朝に橋の上を通り赤信号で停車する時の危険予測の【イラスト問題】説明イラスト橋の上の路面が凍結しているため、通常の路面と同じようにブレーキをかけるとスリップする恐れがあります。さらに、前方で停車しているクルマに追突する危険があります。また、左側にいる自転車がスリップして車道側に転倒する可能性もあります。

  • 冬期に橋の上を通る時は
    路面の凍結を予測しておく

    • ●橋の上は風通しが良く、冷え込みの厳しい朝晩は路面が凍結している場合があるので、注意が必要です。特に、橋を渡りきった先にある交差点付近は皆がブレーキを踏むところなので、より滑りやすくなっています。

    • ●通常の路面からそのままのスピードで橋を通過しようとすると、スリップする危険があります。橋の上を通る時は路面が凍結していることを予測し、橋の手前からスピードを控えたり、早めにブレーキをかけるなど慎重な運転を心がけてください。

    • ●ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)装着車の場合、滑りやすい路面ではブレーキがロックしないようにペダルが押し戻されますが、これに驚いて踏む力を弱めると、ABS の効果が低下して制動距離が延びてしまうため、強い力で踏み続けるようにしましょう。

    ここがポイント