Hondaの交通安全情報紙

2019年 SJ 6・7月号危険予測トレーニング(KYT) 第69回市街地の交差点(自転車編)

車道を走行中、前方に左折の合図をするクルマがいる交差点を直進しようとする時の自転車視点の【イラスト問題】イラスト

©本田技研工業(株)

あなたは自転車で交差点を直進しようとしています。
右側にいるクルマがウィンカーを点灯させました。

安全に走行するには、
どのようなことを予測する必要がありますか?

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  • このような状況ではこんな危険があります

    車道を走行中、前方に左折の合図をするクルマがいる交差点を直進しようとする時の危険予測の【イラスト問題】説明イラスト右側のクルマがウィンカーを点灯させ、交差点を左折しようとしています。そのまま直進すると、左折するクルマに衝突する危険があります。

  • 交差点では左折しようとする
    クルマの死角には入らない

    • ●自転車は軽車両のため、車道の左側を通行するのが原則ですが、車道を通行する際、特に注意が必要なのがクルマのミラーの死角です。ドライバーがミラーで確認できる範囲には限界があり、死角が存在します。あなたの自転車が死角に入っていた場合、ミラーには映らず、ドライバーが見落とすことが考えられます。自転車で交差点に近づく際は、右側のクルマの動きに注意して、そのクルマの死角に入らないようにすることが大切です。

    • ●左折するドライバーは、横断歩道を渡る歩行者に意識が集中して、自転車の存在を見落としがちです。安全に通過するためにも交差点では、左折しようとするクルマの側方は通過せず、曲がり終えるのを待ってから進行するようにしましょう。また、ウィンカーを出し忘れたり、突然左折を開始するクルマもいるため、そのようなクルマの動きも予測した対応が必要です。

    • ●ドライバーは左折の際、自転車やバイクの巻き込みを防ぐため、早めにウィンカーを出し、クルマをできるだけ道路の左端に寄せてください。そして、左折する前にミラーだけでなく、目視で左後方の死角に自転車やバイクがいないか必ず確認しましょう。

    ここがポイント