Hondaの交通安全情報紙
2015年 SJ 2・3月号危険予測トレーニング（KYT） 第43回渋滞で停止しているクルマの横を走行している時（自転車編）
©本田技研工業（株）
あなたは車道の左側端を走っています。
右側はクルマが渋滞中で、
前方には店舗の駐車場の出入り口があります。
安全に通過するには、
どのようなことを予測する必要がありますか？
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このような状況ではこんな危険があります
右前方に停車しているクルマが、急に店舗の駐車場に入ろうと左折を始めるかもしれません。あなたが徐行せずに直進すると、この左折車と衝突する危険があります。また、渋滞しているクルマの間から駐車場に入ろうとする右折車との衝突も考えられます。 -
自転車はドライバーから
見落とされやすい●あなたの自転車がクルマのミラーの死角に入っていると、ドライバーはミラーであなたの存在を確認できません。そのため、安全だと思い込んで左折を開始してしまいます。このケースでは歩道に歩行者がいるため、ドライバーは「歩行者が通る前に駐車場に入ってしまおう」と急いで行動し、安全確認がおろそかになることもあります。駐車場の出入り口ではドライバーが十分に安全確認をせずに、左折する場合があることを予測して徐行することが大切です。
●渋滞しているクルマの車間が空いているので、対向車が右折して駐車場に入ってくることも考えられます。この場合も右折してくるクルマのドライバーからは、あなたの自転車が見えません。このような場面では速度を控え、いつでも止まれる準備をしておくことが安全です。
●ドライバーは左折する際、左後方に自転車や二輪車がいないか、ミラーだけでなく必ず目視で確認してください。渋滞で停止しているクルマの間から右折する時は、渋滞車両の横から自転車や二輪車が直進してこないか確認するなど十分に注意して進みましょう。
