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夜間、対向車とすれ違う時には相手のヘッドライトで目がくらみ、対向車の後ろを渡ってくる歩行者がいた場合に、それを見落としてしまうことがあります。対向車が何台も続いていたり、相手のヘッドライトがハイビームのままだった場合は、その危険が高くなります。
また、左側から向かってくる無灯火の自転車が歩行者を避けるために、車道に飛び出してくる場合もあります。
●対向車のヘッドライトでまぶしさを感じている時は視力が低下し、対向車の後方は暗くて見えない空間となります。今回のような状況では、対向車のヘッドライトを直視すると、目がくらんで見えなくなり、歩行者が横断していた場合に発見が遅れることになります。夜間は、対向車のヘッドライトを直視しないようにするとともに万が一に備え、十分に速度を落とし、安全確認をしっかり行いながら運転しましょう。
●道路を渡ろうとしている歩行者は、自分の右からくるクルマが途切れるのを待ち、最後のクルマが通過したら、横断を開始します。また歩行者から見ると、左から接近するあなたのクルマのヘッドライトは見えているので、あなたが自分を確認していると思い込み、クルマが止まってくれると期待して横断してきます。夜間、対向車とすれ違う場合は、対向車の後ろから横断してくる歩行者がいるかもしれないと予測しながら、注意して走行する必要があります。
●歩道や路側帯を通行する自転車が歩行者を避けるために車道に飛び出してくることも予測し、自転車や歩行者のそばを通過する時は速度を落としましょう。
