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解答Q1 … A B Q2 … B
トラックの作る死角には、クルマが1台くらいすっぽり入ってしまいます。トラックの左側にあいたスペースを、何の注意もなしに走り抜けようとした瞬間……目の前にクルマが現れました。右折待ちをしていたクルマが、トラックの停止を見て右折を始めたのです。

午後1時55分。国道の信号のある交差点で、青信号を直進しようとした400ccの自動二輪(a)と、対向車線から右折しようとしたクルマ(b)がぶつかってしまった。(a)の前には大型トラック(c)が右折のため交差点の中で停止していた。
(a)「大きなトラックが右にウインカーを出して減速したので、左に進路を変えて前に出ようとした。信号は青だったので、あまり注意もせずトラックを追い抜いたら、右前方からクルマが出てきた。ブレーキを強くかけすぎてしまい、転んでクルマにぶつかった」※これは問題に類似する事例です
交差点が渋滞していたり、大型のクルマが止まっていて、対向車線にクルマがいるかどうかよく見えないときは、右折してくるクルマがいることを予測しましょう。減速した上、見える位置までいつでも止まれるスピードで、右折車の確認をしながら進む慎重な走り方が必要です。
●バイクにとって、「右直事故」(直進しているバイクと、対向車線から右折してくるクルマがぶつかること)は全体の約15%をしめる典型的なパターンの事故です。対向車線で右折待ちをしているクルマ・バイクには十分注意することが必要です。
●また、このケースのように大型トラックなどにより、交差点に「死角が作られて」、対向車線で右折待ちをしているクルマなどが見えないまま接近することもあります。
●このケースの場合、対向車線にいた右折待ちのクルマも、死角によりあなたのバイクが見えていないのです。
●右折待ちのクルマの左側が広くあいているからといって、何も注意せず交差点に進入しないようにしましょう。
