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解答Q1 … B Q2 … A B
狭い交差点で大型の対向車が右折待ちしていると、対向車線は見えない状態になります。自分も右折しようと思っていると、トラックの後ろは何もきていない、きていてもすり抜けては出てくることができないと考えてしまいます。しかし、このような場合でも原付などはすり抜けて出てくるのです。

39歳男性(a)はそれほど広くない道路で右折しようとしたところ、対向してきたトラック(c)が合図を出し右折をする態勢に入ったので自分も右折を開始した。
トラックの後ろは見えないが、大きなクルマなので、後ろからは出てこないだろうと進んだところ、18歳男性原付(b)がトラックをすり抜けるように出てきて衝突した。※これは問題に類似する事例です
対向右折車の前を右折する場合には、その後ろから直進車が出てくることを考えに入れておきます。そろそろと対向車線が見渡せる位置まで進み、安全を確認します。くるクルマがないことを確かめてから右折をします。相手がトラックの場合にはとくに死角が大きいので注意します。
●対向車線の状態が見えないままに右折するのは危険なことです。
●右折する対向車と向かい合った場合、対向車線が見えない状態になることがあります。対向トラックが右折態勢になると、そのかげのクルマはまったく見えませんが、乗用車が右折態勢にあってもその後ろは見えないことがあります。
●このケースのようにトラックが右折態勢になると、後ろからクルマが出てこないと思い込み、右折を開始してしまいます。トラックの後ろからは原付のようなクルマならばすり抜けて前に出てくることができます。直進しようとするクルマは前に障害になるクルマがあっても、何とか交差点を通過しようとするものなのです。
●見えないので「ない」と決め込むこと、狭いので「こない」と決め込むことは危険なことだと考えに入れておきましょう。
●立場を変えて、あなたの前に右折車がいて、その左側を直進する場合、対向右折車が出てくる危険性も同時に考えに入れておきましょう。
