Honda運転復帰プログラム:シュミレーターによる評価サポート  リハビリテーション向け運転能力評価サポートソフト

シュミレーターによる評価サポート:リハビリテーション向け運転能力評価サポートソフトリハビリテーションの現場から:お客様の声

STEP 1:検査・測定

認知・判断・操作など運転の現状を「見える化」し
より客観的な評価をサポートします

運転能力評価サポートソフト

運転反応検査、運転操作課題、危険予測体験、総合学習体験、環境別走行体験などの多彩なメニューを用意しており、
実際の自動車運転シーンに近い環境で、認知・判断・操作など運転の現状を数値化することで、
各種検査と比較をすることができます。

  • 運転反応検査

  • 危険予測体験

  • 環境別走行体験

  • 急制動体験

    ■ 評価の結果例

運転操作課題メニューでは、3面液晶モニターを使用し3種類のマークを表示して指定されたコースを走行します。
マーク表示内容に対して正解率や誤反応回数、反応時間の平均や道路走行車線から走行位置のズレなどを数値化することで、軽度の半側空間無視の評価をサポートすることができます。

▼ 運転操作課題ソフトの表示例

※3種類のマーク表示は青・赤・黄のいずれか1種類がコース走行時に画面内のランダムな場所に表示されます。

▼ 軽度な半側空間無視評価の結果例

※各表示位置における正解率及び反応時間の平均

▼ 道路中心(指定線)からの距離(グラフ)例

STEP 2:振り返り

  • 患者様の運転操作をリプレイしながら、改善点を明確化できます

  • 単純な反応検査だけでなく、実際に運転しているような交通環境がリアルに再現されるので、危険予測力が高まります

STEP 3:結果出力

  • 運転能力を客観的データとして示すことができるので、患者様やご家族に納得していただきやすくなります

  • 結果が数値化されることによって、より適切なアドバイスができ今後の運転復帰への目標も明確になります

運転能力評価の結果例

運転反応の評価、危険予測体験での評価、総合的な運転能力の測定結果を出力し、総合的な観点から運転復帰のプログラムを緻密に組み立てることが可能です。

  • ■ 運転反応検査結果

  • ■ 危険予測体験結果

  • ■ 総合学習体験結果

リハビリテーション向け運転能力評価サポートソフトのご購入についてはHondaセーフティナビのページから

リハビリテーションの現場から:お客様の声

患者様が運転しても大丈夫かどうかその評価基準は長年の懸案事項でした

「患者様に体験していただくと、どの方向に注意が向いていないかなど、傾向がつかみやすくなりました。再生機能を使って、その場で視覚的にフィードバックができ、患者様もわかりやすいと思います。従来のリハビリの訓練とサポートソフトを組み合わせたことで、注意障害の症状が改善した患者様もいらっしゃいました。」

「特に男性の方はサポートソフトによるトレーニングがリハビリへのモチベーションアップにもつながっているようです」と、矢野さん。

近森リハビリテーション病院では、運転反応検査と危険予測体験の2つのコースを主に使っている。このうち、運転反応検査は反応速度の測定が本来の役割だが、頭で考え、手と足を同時に動かすトレーニングとしても活用している。これをクリアしてから危険予測体験に移行するそうだ。

患者様も自分の運転のどこが大丈夫でどこが苦手かを自覚できるようです

「昨年6月から、机上の検査に加え、サポートソフトによる検査も評価項目に加えました。実際に机上の検査で問題なくても、教習所で実車を運転した時に注意力が低下して、運転できる状態ではないという患者様もいます。
そうしたことがサポートソフトを使うことで、教習所に行く前の段階に発見できるようになりました。また患者様も自分の運転のどこが大丈夫で、どこが苦手かを自覚できるようです。サポートソフトによる評価は教習所にも伝え、患者様の傾向を事前に把握していただいています。教習指導員の方によれば、サポートソフトと実車の運転傾向は共通点も多いとのことで、教習所との連携がスムーズにできるようになりました」

運転復帰は、ます机上で注意力や記憶力など検査を行い一定の基準をクリアしたら、自動車教習所でシミュレーターと実車を使った実技評価を受ける。その結果をもとに医師と作業療法士が検討し、診断書を作成。公安委員会が運転の可否を最終的に判断する流れとなる。その机上の検査に加え、サポートソフトによる検査も評価項目に加えた。

「身体の麻痺などが残らず早期に退院する患者の方についても、クルマを運転される場合は念のためにサポートソフトの運転反応検査と危険予測体験の2つのコースを受けてもらっている」と鈴木さん。

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