東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県。須賀川市立第一小学校でも校舎が倒壊し、校庭には無数の亀裂が入ったため施設が使用できなくなりました。幸いにもケガ人は無く、震災後は仮設校舎での授業を継続してきました。そして震災から4年が経った2015年、ようやく念願の新校舎が完成。今回のASIMO特別授業は新校舎での開催です。
この日は全校生徒501人に向けて授業を実施。子どもたちは間近でASIMOを見るのは初めてということもあり、登場から大きな歓声が上がります。授業ではダンスを披露したり、ボールをけったりするASIMOの動作を見る度に、拍手や驚きの声が上がりました。
<校長先生>
福島で実物のASIMOを見る機会はまずないと思いますので、こうした機会を設けられて本当に良かったです。今回の授業をきっかけに子どもたちがロボットに興味を持ち、それがロボットを動かす技術や仕組みへと広がって、将来は研究開発に携わるような大人になってくれると嬉しいです。
・ASIMOの登場を喜ぶ子どもたちの笑顔を見たとき、こちらも元気をもらってモチベーションが上がりました。あっという間の時間でしたが、私たちにとっても貴重な時間となりました。