岩手県宮古市田老第一小学校・田老第三小学校の活動報告

2012.08.31: 岩手県宮古市
田老第一小学校・田老第三小学校
187名（全校児童・2校合計）

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ASIMOを通して夢を持ってほしい

今回は、岩手県宮古市。決壊したままの堤防や雑草の陰に垣間見える建物の基礎部分など震災の爪痕を感じる風景と、目の前を三陸鉄道が走るのどかな風景が共存する中に、田老第一小学校はありました。例年になく厳しい残暑が続く中でも、子ども達は明るく元気。校庭や廊下ですれ違うと、元気よくあいさつをしてくれました。

今回は、1・2・3年生、4・5・6年生の2回に分けて授業を実施。
授業の始め、校長先生から「皆さん"鉄腕アトム"というアニメを知っていますか？先生は子どもの頃に鉄腕アトムを見て、いつかこんなロボットと友達になりたいと思っていましたが、今日その夢が実現します。皆さんも自分の目で科学の心を持って見てください。そしてASIMOを通じて夢を持ってほしいです。」とのお話しがありました。そして、ASIMOが登場すると一斉に「オーッ！」という歓声が上がり、子ども達はその一挙一動に食い入るように見入っていました。授業終了後に、先生から復習の質問が出されると、子ども達は、活発に、そして正確に答えていて、いかに授業に集中してくれていたかをうかがい知ることが出来ました。

授業の風景

田老第一小学校
集合写真
授業に真剣に聞き入る子ども達

子ども達からの感想

・ASIMOに会えてうれしかったです。なんでもできてすごい！

・サッカーボールを蹴ったりしてバランスがいい。人間は歩くときにバランスを取っていることがわかった。

・ジュースを運べてびっくりしました。

・開発プロセスがわかって良かった。

・人間と同じように動くロボットがつくれる日本の技術に驚いた！

・研究者の人たちの努力で夢がかなえられたことがすごいと思いました。

・ASIMOのなめらかな動きや能力が予想以上で驚いた。

先生の感想

・説明が丁寧で、映像も効果的に活用されるなど、大変わかりやすい内容でした。ASIMOを通じて日本の技術力の素晴らしさを感じることができました。テレビや新聞の中のにいた本物のASIMOと接することができ、子ども達は大喜びでした。