ダム造成跡地の人工林を
自然の森に戻す
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奈良俣ダム造成でできた人工林。
利根川上流にある奈良俣ダム。このダムを造成した際に掘り出した土の処分場がみなかみの森の一画にあります。土は谷を一つ埋め、後には何も生えていない不毛の土地が残りました。石だらけで養分の少ない土。それは放っておいても何も生えないばかりか、土が土砂として流出する恐れもあるため、地元の森林管理センターによって、成長の早いハンノキがダム完成直後に植えられました。
CCC自然・文化創造工場は、1996年からこの森一帯を有する群馬県みなかみ町と合同で森林保全活動を開始。そして、Hondaは1999年から2018年3月までこの活動に参画し、CCC自然・文化創造工場と共に森林保全活動を始めました。毎年2回、埼玉製作所の従業員やOB・OGなどのボランティアがみなかみの森を訪れ、植林や倒れそうな木の間伐や草刈などの森の手入れを続けてきました。
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人工林を本来のみなかみの森に還す。
えんぴつなどに使われているハンノキは成長が早く、約20年ほどで大きくなります。寿命を迎えたハンノキが倒れ、土に返るとそれが養分となります。そんな養分を多く含んで豊かになった土に、本来自生していたブナやミズナラなどの苗木を植え、元の森に戻しました。
- 植えている木
- ブナ、ミズナラ
- 実行団体
- 埼玉製鉄所
- 共催
- CCC自然・文化創造工場