日立Astemo株式会社における、JICキャピタル株式会社の資本参加をともなう 資本構成の変更に関するお知らせ
株式会社日立製作所
本田技研工業株式会社
JICキャピタル株式会社
日立Astemo株式会社
本日、株式会社日立製作所(以下「日立製作所」といいます。)、本田技研工業株式会社(以下「本田技研工業」といいます。)、JICキャピタル株式会社(以下、「JICC」といいます。)の100%子会社であるJICC-01合同会社が運用するJICC-01投資事業有限責任組合(以下、「JICC-01」といいます。)および日立Astemo株式会社(以下「日立Astemo」といいます。)は、JICCの日立Astemoへの資本参加をともなう日立Astemoの資本構成の変更を行うことについて合意しました。本合意に基づき、2023年9月に、日立Astemoの資本構成を、現在の資本構成である日立製作所:本田技研工業=66.6%:33.4%から、日立製作所:本田技研工業:JICC-01=40%:40%:20%に変更する予定です。かかる資本構成の変更にあたり、日立AstemoはJICC-01に対し、種類株式を発行し、調達した資金の一部を利用して日立製作所より自社株式の買い取りを予定しています。また、同時に本田技研工業は、日立製作所より日立Astemo株式の買い取りを予定しています。さらに、本田技研工業が保有する日立Astemo電動機システムズ株式会社(以下「日立Astemo電動機システムズ」といいます。)の全ての普通株式を、日立Astemoに譲渡し、その対価として新たに発行される日立Astemoの普通株式を引き受ける予定です。これにより日立Astemoは、日立Astemo電動機システムズを完全子会社として戦略的に統合し、グループ全体の電動パワートレーン戦略の効率化と更なる競争力強化を図ります。
背景および目的
日立Astemoは、日立オートモティブシステムズ株式会社、株式会社ケーヒン、株式会社ショーワおよび日信工業株式会社の4社による経営統合以降、各サプライヤーとしての強みを融合し、また、株主である日立製作所および本田技研工業との関係を生かして、CASE領域において競争力のあるモビリティソリューションを提供するグローバルメガサプライヤーとしての地位を築いてきました。
自動車・二輪車業界が大変革期を迎える中、日立Astemoは、競争優位性のあるソフトウェア開発力を生かしながら、電動化、先進運転支援システム/自動運転、先進シャシー、次世代モーターサイクルといった先進分野への投資を加速することにより、持続的な成長の実現とともに、グローバルメガサプライヤーとしての地位を確固たるものにすることをめざしています。
上記の目的を達成するために、IPOを視野に入れ、既存株主である日立製作所および本田技研工業が対等な立場で成長支援を行い、JICCを新たな共同パートナーとして、JICCが有する自動車業界を含む豊富な投資・支援実績、またそれらを踏まえた知見や情報ネットワークの提供を行うことにより、日立Astemoの更なる成長を実現することが望ましいとの判断に至りました。
以上を踏まえ、以下の通りJICCによる日立Astemoへの資本参加をともなう日立Astemoの資本構成の変更を行うこととしました。
概要
<現状>
<本取引完了後>