2019年度第1四半期連結累計期間(2019年4月1日から2019年6月30日までの3ヵ月間)の連結売上収益は、金融サービス事業における増加はあったものの、四輪事業、二輪事業などの減少や為替影響などにより、3兆9,962億円と前年同期に比べ0.7%の減収となりました。営業利益は、コストダウン効果などはあったものの、販売費及び一般管理費の増加や米国の四輪販売台数の減少やインド市場減速に伴う二輪及び四輪販売台数の減少による売上変動及び構成差に伴う利益減、為替影響などにより、2,524億円と前年同期に比べ15.7%の減益となりました。税引前利益は、2,898億円と前年同期に比べ19.1%の減益、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、税引前利益の変化に加え米国税制改革法に関する規則発行に伴う税金費用の増加により1,723億円と前年同期に比べ29.5%の減益となりました。
当連結会計年度(2019年4月1日から2020年3月31日までの12ヵ月間)の連結業績の見通しは、主にインドでの四輪販売台数の見通し引き下げを反映し、連結売上収益は前回公表値より500億円減収の15兆6,500億円に修正いたしました。営業利益は新興国市場の不透明感に伴い四輪販売台数を見直すもののベトナムなどでの二輪販売台数増加や更なる事業体質の向上を図ることで、前回と同額の7,700億円の見通しとなります。親会社の所有者に帰属する当期利益は、第1四半期に発生した税金費用の増加を反映し200億円減益の6,450億円にいたしました。
また、当第1四半期末配当金は、1株当たり28円(対前年同期1円増配)とし、年間配当金の予想は1株当たり112円(対前年度1円増配)としています。
第1四半期連結累計期間の実績
(単位:万台、億円) |
前第1四半期 |
当第1四半期 |
増減 |
|
Honda |
二輪事業 |
535.2 |
492.1 |
-43.1 |
四輪事業※3 |
130.5 |
132.1 |
+1.6 |
|
ライフクリエーション事業※4 |
134.1 |
128.0 |
-6.1 |
|
連結 |
二輪事業 |
361.5 |
326.4 |
-35.1 |
四輪事業※3 |
95.2 |
90.5 |
-4.7 |
|
ライフクリエーション事業※4 |
134.1 |
128.0 |
-6.1 |
|
損益状況 |
売上収益 |
40,241 |
39,962 |
-278 |
営業利益 |
2,993 |
2,524 |
-469 |
|
持分法による投資利益 |
543 |
442 |
-100 |
|
税引前利益 |
3,582 |
2,898 |
-684 |
|
親会社の所有者に帰属 |
2,443 |
1,723 |
-720 |
|
四半期配当金 |
27円 |
28円 |
1円増配 |
|
為替レート |
米ドル |
109円 |
110円 |
1円円安 |
2019年度(2020年3月期)通期連結業績見通し
(単位:万台、億円) |
18年度実績 |
19年度 |
19年度 |
対18年度 |
対前回 |
|
Honda |
二輪事業 |
2,023.8 |
2,025.0 |
2,035.0 |
+11.2 |
+10.0 |
四輪事業※3 |
532.3 |
516.0 |
511.0 |
-21.3 |
-5.0 |
|
ライフクリエーション事業※4 |
630.1 |
639.0 |
639.0 |
+8.9 |
- |
|
連結 |
二輪事業 |
1,321.5 |
1,310.0 |
1,325.5 |
+4.0 |
+15.5 |
四輪事業※3 |
374.8 |
354.5 |
349.5 |
-25.3 |
-5.0 |
|
ライフクリエーション事業※4 |
630.1 |
639.0 |
639.0 |
+8.9 |
- |
|
損益状況 |
売上収益 |
158,886 |
157,000 |
156,500 |
-2,386 |
-500 |
営業利益 |
7,263 |
7,700 |
7,700 |
+436 |
- |
|
持分法による投資利益 |
2,288 |
2,200 |
2,200 |
-88 |
- |
|
税引前利益 |
9,793 |
9,950 |
9,950 |
+156 |
- |
|
親会社の所有者に帰属 |
6,103 |
6,650 |
6,450 |
+346 |
-200 |
|
年間配当金 |
111円 |
112円 |
112円 |
1円増配 |
- |
|
為替レート |
米ドル |
111円 |
110円 |
110円 |
1円円高 |
- |
- ※1Hondaグループ販売台数は、当社および連結子会社、ならびに持分法適用会社の完成車(二輪車・ATV・side-by-side・四輪車・パワープロダクツ)販売台数です。
- ※2連結売上台数は、連結売上収益に対応する完成車(二輪車・ATV・side-by-side・四輪車・パワープロダクツ)販売台数であり、当社および連結子会社の完成車販売台数です。
- ※3四輪事業の台数について
当社の日本の金融子会社が提供する残価設定型クレジットが、IFRSにおいてオペレーティング・リースに該当する場合、当該金融サービスを活用して連結子会社を通して販売された四輪車は、四輪事業の外部顧客への売上収益に計上されないため、連結売上台数には含めていませんが、Hondaグループ販売台数には含めています。 - ※4ライフクリエーション事業は、2019年4月1日より、パワープロダクツ事業が名称変更したものです。
詳細については、Honda投資家情報サイトをご参照ください。
https://global.honda/jp/investors/library/financialresult.html