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2011年04月28日 ニュースリリース

2010年度第4四半期および当年度 連結決算の概況

 Hondaの当第4四半期連結会計期間(2011年1月1日から2011年3月31日までの3ヵ月間)の業績は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響や円高によるマイナス影響は大きかったものの、新興国での二輪事業および四輪事業の拡大や北米での金融サービス事業の貢献などにより、営業利益は462億円となりました。

 2010年度の業績は、東日本大震災による影響、円高によるマイナス影響や研究開発費の増加などはあったものの、全ての事業での売上台数の増加やコストダウンなどが貢献し、全ての利益で前年度に比べ大幅な増益となりました。当期純利益※1は5,340億円と、前年度から約倍増となりました。

 2011年度の業績見通しについては、東日本大震災の影響により、現時点では合理的な算定が困難です。したがいまして、業績見通しの開示が可能となった時点で開示する予定です。

第4四半期連結会計期間の実績

(単位:万台、億円) 前第4四半期
連結会計期間
(3ヵ月間)
当第4四半期
連結会計期間
(3ヵ月間)
増減
売上
台数
二輪事業※2 260.2 293.4 +33.2
四輪事業※3 87.4 86.0 -1.4
汎用事業 163.1 174.6 +11.5
損益
状況
売上高 22,795 22,130 -664
営業利益 960 462 -498
税引前利益 935 766 -169
関連会社持分利益 238 250 +11
四半期純利益※1 721 445 -276
為替
レート
米ドル 91円 82円 9円円高
ユーロ 125円 113円 12円円高

2010年度(2011年3月期)通期連結業績の実績

(単位:万台、億円) 09年度
実績
10年度
前回見通し
(2011/1/31)
10年度
実績
対09年度
増減
対前回見通し
増減
売上
台数
二輪事業※2 963.9 1,153.5 1,144.5 +180.6 -9.0
四輪事業※3 339.2 358.0 351.2 +12.0 -6.8
汎用事業 474.4 561.0 550.9 +76.5 -10.1
損益
状況
売上高 85,791 89,000 89,368 +3,576 +368
営業利益 3,637 6,200 5,697 +2,060 -502
税引前利益 3,361 6,650 6,305 +2,943 -344
関連会社持分利益 932 1,300 1,397 +464 +97
当期純利益※1 2,684 5,300 5,340 +2,656 +40
為替
レート
米ドル 93円 85円 86円 7円円高 1円円安
ユーロ 130円 112円 114円 16円円高 2円円安
  • ※1 米国会計基準における当社株主に帰属する当期(四半期)純利益のことを示します。
  • ※2 海外の持分法適用会社で生産・販売されるHondaブランド二輪車のうち、当社および連結子会社より生産用部品を供給していないHondaブランド二輪車は、米国会計基準では連結売上高に計上されません。したがって売上台数にも含めていません。
    当第4四半期:約181万台、当年度:約729万台
  • ※3 当社の国内金融子会社が提供する残価設定型クレジットが、米国会計基準においてオペレーティング・リースに該当する場合、当該金融サービスを活用して販売された四輪車は、四輪事業の外部顧客への売上高に計上されません。したがって売上台数にも含めていません。

東日本大震災に係る当社の連結財政状態および経営成績への影響

 2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響により、Hondaおよび一部の国内連結子会社で有形固定資産の損壊、国内生産拠点や研究開発拠点の一時的な操業休止、棚卸資産の滅失などの被害がありました。当連結会計年度における当該災害による損失は約457億円です。なお、災害により損壊した有形固定資産の撤去や原状回復に関する費用のうち次連結会計年度以降に発生すると見込まれる金額については、当連結会計年度の連結財務諸表に計上していません。
 (ご参考)個別財務諸表上は、原状回復・撤去費用を含めた約737億円を特別損失に計上しています。

以上