Hondaのインド現地法人であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッド(本社:インド・ハリアナ州 社長:青山 真二)は、現地時間2010年3月9日10:00(日本時間:同日13:30)に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。
<ご参考>
Hondaのインドにおける二輪車生産・販売子会社であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッド(以下、HMSI 社長:青山 真二)は、成長著しいインド二輪市場の需要に対応するために第二工場の建設を決定した。
第二工場は、既存工場から約40km、デリー中心部から約90km離れたラジャスタン州タプカラ工業地域に、約24万m2の土地を取得して建設する。2011年後半の稼働開始を計画しており、生産能力は年間60万台の予定。なお既存工場は、今月末に年間生産能力を125万台から155万台、さらに来年は160万台へと拡大する予定であり、第二工場の稼働時には、HMSIの年間生産能力は合計220万台となる。フル稼働時の雇用は約2,000人を予定しており、投資額は約47億ルピー(約89億円*1)となる。
第二工場は、既存工場で培ってきた生産技術をベースとしながら、より人と環境に優しい工場を目指して、最先端の自動化技術の導入や従業員の負荷低減を図りながら、生産エネルギーの削減や水リサイクルなども積極的に展開していく。
インドの二輪車市場は、中国に続く世界第2位の規模であり、2009年の販売台数は前年比119%(878.1万台)と拡大を続けている。HMSIは、1999年に本田技研工業(株)100%出資の二輪車生産・販売子会社として設立、2001年より生産を開始した。2009年の販売実績は、109.1万台(前年比:111%)と9年連続で過去最高を更新し、順調に販売を伸ばしている。
昨年は、主力機種である110ccスクーター「Activa」をフルモデルチェンジし、今年2月には市場全体の約50%を占める100〜110ccのモーターサイクル市場に新機種「CB Twister」を投入するなど、成長するインド市場での多様化するニーズに応えるため、ラインアップの拡充を図っている。今後のさらなる需要に対応するため、今回第二工場の建設を決定した。
*1 1ルピー=1.9円換算
工場概要
第一工場 | 第二工場 | |
所在地 | ハリアナ州グルガオン地区 IMT*2マネサール地域 |
ラジャスタン州アルワル地区 タプカラ工業地域 |
従業員数 | 約6,500名(2010年2月末時点) | 約2,000名(フル稼働時) |
生産能力 | 155万台/年(2010年3月末見込み) | 60万台/年(稼働当初) |
敷地面積 | 21万m2 | 24万m2 |
生産機種 | スクーター:Activa, Dio, Aviator モーターサイクル:Unicorn, Shine, CBF Stunner, CB Twister |
モーターサイクルを予定 |
ホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッド/Honda Motorcycle & Scooter India Pvt. Ltd. 概要
設立
1999年8月
本社所在地
ハリアナ州グルガオン地区 IMTマネサール地域
資本金
30億ルピー(57億円)
出資比率
本田技研工業(株) 100%
代表者
社長 青山 真二(アオヤマ シンジ)
事業内容
二輪車の製造および販売
販売店拠点数
725店(2010年2月時点)
*2 IMT=Industrial Model Township