連結業績の概況
第4四半期連結会計期間:2009年1月1日から2009年3月31日までの3ヵ月間
2008年度第4四半期会計期間(3ヵ月間)の連結売上高は、為替換算上の影響、主に四輪事業の売上高の減少により、1兆7,838億円と前年同期に比べ41.6%の減収となった。営業損失は、コストダウン効果、販売費および一般管理費や研究開発費の減少などはあったものの、減収に伴う利益の減少、減産に伴うコスト影響、原材料価格の高騰影響、為替影響、一部のレース活動からの撤退や新機種の開発中止に伴う臨時費用などにより、2,830億円と前年同期に比べ4,518億円の減益となった。税引前損失は、3,095億円と前年同期に比べ、4,564億円の減益、四半期純損失は1,861億円と2,115億円の減益となった。
| (単位:億円) | 前年同期 | 当第4四半期 (3ヵ月間) |
増減額(増減率%) | 当第4四半期の 位置付け |
| 売上高 | 30,555 | 17,838 | -12,716(-41.6) | 2年連続で減収 |
| 営業利益(△損失) | 1,688 | △2,830 | -4,518 | 3年連続で減益 |
| 税引前利益(△損失) | 1,468 | △3,095 | -4,564 | 3年連続で減益 |
| 関連会社持分利益 | 243 |
27 | -216(-88.7) | 2年ぶりに減益 |
| 純利益(△損失) | 254 | △1,861 | -2,115 | 3年連続で減益 |
為替レート:
2008年度第4四半期平均 1米ドル = 94円 1ユーロ = 121円
前年同期平均 1米ドル = 106円 1ユーロ = 158円
当年度:2008年4月1日から2009年3月31日までの12ヵ月間
2008年度(12ヵ月間)の連結売上高は、為替換算上の影響、四輪事業の売上高の減少などにより、10兆112億円と前年度に比べ16.6%の減収となった。営業利益は、コストダウン効果、研究開発費の減少などはあったものの、減収に伴う利益の減少、原材料価格の高騰影響、減産に伴うコスト影響、為替影響、一部のレース活動からの撤退や新機種の開発中止に伴う臨時費用などにより、1,896億円と前年度に比べ80.1%の減益となった。税引前利益は、1,617億円と前年度に比べ81.9%の減益、当期純利益は、1,370億円と前年度に比べ77.2%の減益となった。
| (単位:億円) | 前年度 | 当年度 | 増減額(増減率%) | 当年度の 位置付け |
| 売上高 | 120,028 | 100,112 | -19,915(-16.6) | 9年ぶりに減収 |
| 営業利益 | 9,531 | 1,896 | -7,634(-80.1) | 2年ぶりに減益 |
| 税引前利益 | 8,958 | 1,617 | -7,341(-81.9) | 2年ぶりに減益 |
| 関連会社持分利益 | 1,189 | 990 | -199(-16.7) | 10年ぶりに減益 |
| 純利益 | 6,000 | 1,370 | -4,630(-77.2) | 2年ぶりに減益 |
為替レート:
2008年度平均 1米ドル = 101円 1ユーロ = 142円
前年度平均 1米ドル = 114円 1ユーロ = 162円
また、当年度の配当金は、期末配当金を1株当たり8円とする予定であり、年間配当金では、第1四半期末配当金22円、第2四半期末配当金22円、第3四半期末配当金11円と合わせ、1株当たり23円減配の63円とする予定。なお、期末配当金については、株主総会の決議事項となる。
連結売上台数(当社および連結子会社の完成車と持分法適用会社への生産用部品の合計)
| 当第4四半期 (3ヵ月間) |
(増減率%) | 増減要因 | |
| 二輪 | 200.2万台 | (-15.5) | 全ての地域での減少による |
| 四輪 | 68.0万台 | (-35.3) | 全ての地域での減少による |
| 汎用 | 153.1万台 | (-26.8) | 全ての地域での減少による |
| 当年度 (12ヵ月間) |
(増減率%) | 増減要因 | |
| 二輪 | 1,011.4万台 | (+8.5) | 主にアジアの持分法適用会社向け海外生産用部品やブラジルを含むその他の地域の増加による |
| 四輪 | 351.7万台 | (-10.4) | アジア地域、ブラジルを含むその他の地域での増加はあったが、国内、北米地域での減少などによる |
| 汎用 | 518.7万台 | (-14.4) | 国内、北米、欧州地域での減少などによる |
なお、海外の持分法適用会社で生産・販売されるHondaブランド二輪車のうち、当社および連結子会社より生産用部品を供給していないHondaブランド二輪車は米国会計基準に基づき、売上高と同様、売上台数には含まれていない。
当第4四半期:約110万台、当年度:約470万台
2009年度(2010年3月期)業績見通し
為替レートの前提を、通期平均で1米ドル=95円、1ユーロ=125円とし、下記を目標に事業を進めていく。
| (単位:億円) | 08年度実績 | 09年度見通し | 増減額(増減率%) | 位置付け |
| 売上高 | 100,112 | 83,700 | -16,412(-16.4) | 2年連続で減収の見通し |
| 営業利益 | 1,896 | 100 | -1,796(-94.7) | 2年連続で減益の見通し |
| 税引前利益 | 1,617 | 100 | -1,517(-93.8) | 2年連続で減益の見通し |
| 関連会社持分利益 | 990 | 500 | -490(-49.5) | 2年連続で減益の見通し |
| 純利益 | 1,370 | 400 | -970(-70.8) | 2年連続で減益の見通し |
為替レート: 2008年度平均 1米ドル = 101円 1ユーロ = 142円
連結売上台数見通し
| 09年度見通し(増減率%) | |
| 二輪 | 859.5万台(-15.0) |
| 四輪 | 321.0万台(- 8.7) |
| 汎用 | 466.0万台(-10.2) |
なお、海外の持分法適用会社で生産・販売されるHondaブランド二輪車のうち、当社および連結子会社より生産用部品を供給していないHondaブランド二輪車は約538万台となる予定であるが、米国会計基準に基づき、売上高と同様、この売上台数には含まれていない。
また、2009年度の配当金については、各四半期末における配当金を1株当たり8円、年間では31円減配の32円とする予定。
以上