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2009年10月20日 ニュースリリース

個性的なスタイリングの大型クルーザーモデル「VT1300CX」を新発売

 Hondaは、独創的な車体デザインに、力強く鼓動感にあふれた水冷・4ストローク・V型2気筒1,300ccエンジンを搭載した大型クルーザーモデル「VT1300CX」11月9日(月)に発売する。

VT1300CX

VT1300CX

 VT1300CXは、2009年4月より北米で販売され、個性豊かなデザインでありながらも軽快な乗り心地等で大変好評を得ているモデルである。フレームのハンドル支持部分を従来の位置より高く設定し、フロントホイールをより前方へ配置させるとともに、フレームとエンジンの間に大きな空間を生み出す「ハイネックスタイル」を実現。長くスリムな燃料タンクやロー&ロングの流麗な車体に、各部のクロームメッキパーツで高級感を演出するとともに、幅広リアフェンダーによるボリューム感等が斬新で個性的なスタイリングを主張している。
 エンジンは、力強いトルク感と小気味よいパルス感に徹底的にこだわった水冷・4ストローク・V型2気筒の1,300ccを搭載。電子制御燃料噴射装置(PGM-FI※1)の採用により、国内排出ガス規制に適合させながら様々な走行状況において優れたスロットルレスポンスを実現している。迫力のある右出しの二本(デュアル)マフラーは、心地よい排気音を奏でる。
 足回りは、駆動システムにメンテナンスフリーで耐久性や静粛性に優れたシャフトドライブを採用。世界初※2となるHonda独創のフローティング・ファイナルギアの採用や、エンジン後端部にスイングアームの支持部を設けることで不快な振動を吸収させながら高水準の直進安定性と旋回性を実現している。
 さらに、足着き性に優れた680mmの低いシート高と、ステップ位置やハンドルバーを輸出モデルに対し手前に設定した国内専用のライディングポジションにより、市街地での取り回しを含め余裕のある走行を楽しめるものとしている。
 タイプ設定は、前・後輪連動ブレーキシステムにABSを組み合わせたコンバインドABSを搭載したVT1300CX<ABS>とスタンダードタイプの2タイプをラインアップし選択の幅を広げている。

  • ※1 PGM-FI(Programmed Fuel Injection)は、Hondaの登録商標です
  • ※2 Honda調べ
VT1300CX<ABS>

VT1300CX<ABS>

販売計画台数(国内・年間)

350台

メーカー希望小売価格

VT1300CX

1,354,500円(消費税抜き本体価格 1,290,000円)

VT1300CX<ABS>

1,428,000円(消費税抜き本体価格 1,360,000円)

  • 価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。

VT1300CXの主な特長

独創の「ハイネック」スタイリング

ホイールベース1,805mmのロー&ロングの車体は、極限まで細径化した高張力鋼管による新設計フレームと大きく寝かせたフロントフォーク、680mmの低シート高や200/50R18の超扁平ワイドタイヤを収める幅広リアフェンダー等により「ハイネック」クルーザーとしての存在感を高めている。また、砲弾型のヘッドライトケースをはじめとする各部のクロームメッキや、フレームのダウンチューブの間に巧みに収められたラジエーターやボディ同色のスイングアーム等、細部にわたる緻密なつくりこみが大迫力のボディと融合し所有感を高めるものとしている。

美しい造形と鼓動感を持つパワーユニット

エンジンは、新設計の1,312cm3水冷OHC52°V型2気筒を搭載。89.5mmの直径を持つピストンは104.3mmのロングストロークとあいまって、大型クルーザーならではの鼓動感あふれる迫力の走りを実現している。また、電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)の採用により、スムーズで優れたスロットルレスポンスと環境性能を実現している。心地よいパルス音を奏でる迫力のクロームメッキ仕上げの二本出しマフラーは触媒装置(キャタライザー)を装備し、排出ガスのクリーン化を図っている。

優れたハンドリングを実現する足回り

駆動システムはメンテナンスフリーで耐久性や静粛性に優れたシャフトドライブを採用。スイングアームとファイナルギアを別体化した、世界初となるHonda独創のフローティング・ファイナルギアを採用することで、スイングアームの剛性を最適化し操縦安定性と美しいデザインを高次元で両立させている。またスイングアームは、フレームではなくエンジン後端部に支持部を設け、リアタイヤからの振動をエンジン部分で吸収する構造としながら操縦安定性の向上にも寄与させている。

ゆとりのライディングポジション

ライディングポジションは、輸出モデルに対しステップ位置を約35mm、ハンドルバー形状を変更しグリップ位置を約20mm、それぞれ手前に設定した国内専用のライディングポジションを採用。足着き性に優れた680mmの低シート高とあいまって、市街地での取り回しを容易にしている。

車体色

車体色は、存在感が際立つボルドーレッドメタリックとクールで落ち着きのあるデジタルシルバーメタリックの2色を設定。

その他の主な装備

  • 盗難抑止効果を高めるHonda独自のH・I・S・S(ホンダ・イグニション・セキュリティー・システム)を標準装備。
  • ABS搭載タイプは、前・後輪連動ブレーキシステムとABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を組み合わせたコンバインドABSを採用し、ブレーキング時の安心感を高めている。

主要諸元

通称名 VT1300CX
車名・型式 ホンダ・EBL-SC61
全長×全幅×全高(m) 2.575×0.900×1.150
軸距(m) 1.805
最低地上高(m) 0.125
シート高(m) 0.680
車両重量(kg)  307【313】
乗車定員(人) 2
最小回転半径(m) 3.7
エンジン型式・種類 SC61E・水冷4ストロークOHC3バルブV型2気筒
総排気量(cm3) 1,312
内径×行程(mm) 89.5×104.3
圧縮比 9.2
最高出力(kW[PS]/rpm) 40[54]/4,250
最大トルク(N・m[kg・m]/rpm) 103[10.5]/2,750
燃料消費率(km/L) 27.0(60km/h定地走行テスト値)
燃料供給装置形式 電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)>
始動方式 セルフ式
点火装置形式 フルトランジスタ式 バッテリー点火
潤滑方式 圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L) 12
クラッチ形式 湿式多板コイル・スプリング式
変速機形式 常時噛合式5段リターン
変速比 1 速 1.900
2 速 1.230
3 速 0.909
4 速 0.756
5 速 0.676
減速比(1次/2次) 1.757/0.944×2.818
キャスター(度)/トレール(mm) 32°00´/92
タイヤサイズ 90/90-21M/C 54H
200/50R18M/C 76H
ブレーキ形式 油圧式ディスク
油圧式ディスク
懸架方式 テレスコピック式

スイングアーム式
フレーム形式 ダブルクレードル

【 】内は、ABS仕様

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