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2007年10月24日 ニュースリリース

第40回東京モーターショー 代表取締役社長 福井威夫 挨拶内容 (二輪ブース)

 今回のモーターショーでは、“Find your wings”をテーマといたしました。先進創造という個性に加えて、環境・安全に対して徹底的に取り組むことに加えて、二輪車の本質的な楽しさ、つまり操る楽しみである、「Fun」の要素をより高めていくことがお客様の喜びにつながると考えています。

 環境技術への取り組みについては、Hondaではフューエル・インジェクション・システムを、更に軽量・コンパクト化することで、小型二輪車にも順次適応を拡大し、加えて超低フリクションエンジンなどの新技術を投入し、更なる燃費性能の向上を目指します。今回技術展示しております、Hondaの独自技術である可変シリンダーシステムを、大型二輪車用として開発中です。この次世代エンジンは、走行状況に応じて2シリンダー、3シリンダー、4シリンダーまで適正に気筒数をコントロールし、大型二輪車では通常エンジン比で約30%の燃費向上を目指します。また、複数のエンジン特性を同時に味わう楽しさを追求してまいります。

 安全技術への取り組みですが、パッシブセーフティの領域では、Hondaは既に世界初となる量産二輪車用エアバッグを搭載したゴールドウイングを、約30ヵ国で販売しています。今後はこの二輪車用エアバッグ技術を、他の機種へ適用拡大してまいります。

 次にアクティブセーフティの領域では、前・後輪連動ブレーキ、CBSや、更にABSを組み合わせた、ABS付き前・後輪連動ブレーキの搭載を拡大し、2010年末までには、これら先進ブレーキシステムを、250ccクラス以上のほぼ全てのモデルに仕様を設定する予定です。今後も、さらなる技術開発を、鋭意進めてまいります。

 一方ソフトの領域では、国内では8ヵ所、全世界で23ヵ国に安全運転教育センターを有し、運転技術の向上を主眼に推進しています。また、シミュレーターなどを積極的に開発し、今後は全世界での展開を進めて、危険を安全に体験する活動を強化してまいります。

 このように安全技術の開発と、最重点課題とする環境技術の開発に加え、二輪車を意のままに操るという、普遍的な楽しさ、いわゆるFUN技術の追求が市場拡大のために重要であると考えております。市場に目を向けると、国内では比較的豊かな生活を送る団塊の世代の方々を中心に、活動的な趣味としてオートバイを楽しむ人々が増える傾向にあります。

 欧州や北米など、先進国の成熟した市場でも、ツーリングを主体とした、趣味に対応するFUNモデルへの要望が高まっています。先日発表した、二輪車用の新型オートマチックトランスミッション「Human-Friendly Transmission、HFT」は、二輪車のダイレクト感ある爽快な走りを気軽に楽しんで頂けるFUN技術を具現化した一つで、今回展示している「DN-01」に搭載しています。また、新型「FORZA」、コンセプトモデルである「EVO6(エヴォシックス)」に搭載のAT技術と合わせて、「Fun」を追求する技術を拡大することで、市場を活性化していきたいと考えています。

 所有する喜びを満たすデザインもFunの重要な要素と考えています。コンセプトモデルの「EVO6」は、「PRIDE FIGHTER」をコンセプトにスタイリングにおいては、伝統と先進デザインを融合させました。また、大人の為のネイキッドモデル「CB1100F」、レーシングテイストを融合した「CB1100R」を展示しております。これからもデザイン技術の可能性について、多岐に渡るお客様の要望に対応すべく、時代を先駆けるモデルを提案してまいります。

 Hondaの活力の原点であるモータースポーツ活動ですが、今季新たなV4エンジンで挑戦したロードレースの世界最高峰、モトGPクラスでは、苦戦をしております。このような状況でも、絶対に諦めないという気持ちこそが、私たちの原動力となっています。モータースポーツ活動は、Hondaの「チャレンジング・スピリット」の原点であり、常に自らの夢や志を高く掲げ、夢と感動をお客様と共有していきたいと考えています。

 今後とも皆様からの変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。本日はどうもありがとうございました。