Hondaは、2003年の発売以来、初のフルモデルチェンジとなった2007年型欧州向けスーパースポーツバイク「CBR600RR」をベースとしたロードレース専用車、「CBR600RR レースベース車」の2007年型モデルを、2月21日(水)に発売する。
今回は、ベースモデルとなる2007年型欧州向け「CBR600RR」のエンジンやフレーム、カウル形状などの刷新により、大幅な軽量化を実現している。また、フロントブレーキや前・後サスペンション、ECU(電子制御ユニット)などをレース仕様として専用設定するとともに、前・後タイヤには、レース用タイヤを装着するなど、レーシング走行における戦闘力を高めている。車体色は、ブラック1色の設定としている。
「CBR600RR レースベース車」は、サーキットでのレーシング走行から、MFJ全日本ロードレース選手権「ST600クラス」や地方選手権への参加まで、幅広い用途での使用を目的とした、サーキット走行専用のベース車両である。
販売計画台数(国内・年間)
200台(受注生産)
メーカー希望小売価格
997,500円(消費税抜き本体価格 950,000円)
- *この「CBR600RR レースベース車」はサーキット走行専用車であり、一般公道での走行はできません。
- *登録してナンバープレートを取得することはできません。
- *レースに参加される際には、各レースのレギュレーションにあわせた仕様に変更の上、ご利用ください。
ベース車CBR600RR(欧州向け仕様車)との変更点
項目 | 変更内容 | |
(1) | エンジン | サーモスタットを廃止 |
(2) | 灯火器類 | 廃止 |
(3) | カウル類 | 塗装、及びストライプを廃止 |
(4) | フロントブレーキ | フロントブレーキディスク厚を5.0mmとし、フローティング加工を施している |
(5) | 前・後タイヤ | ブリヂストン・BT002PRO、またはダンロップ・SPORTSMAX-GPを装着 |
(6) | メーター類 | ラップタイマー機能を追加し、タコメーターの表示レンジを変更 |
(7) | ECU | 専用設定に変更し、ピットレーンスピード制御機能を追加 |
(8) | ワイヤーハーネス | 専用設定に変更 |
(9) | 排気系 | 塗装、キャタライザー、及びプロテクター類を廃止 |
(10) | フロントサスペンション | チタンコーティングを施し、カートリッジ、サスペンションオイルを専用設定に変更 |
(11) | リアサスペンション | スプリングアジャスター、車高調整機能を追加し、専用設定に変更 |
(12) | ステアリングダンパー | 電子制御機能を解除し、マニュアルに変更 |
(13) | ステップ廻り | ピリオンステップ等、一部部品を廃止 |
(14) | ラジエーター | 冷却ファン、及び塗装を廃止 |
(15) | スイングアーム | メンテナンススタンド用ナット、及びチェーンガードを装着 |
(16) | スパークプラグ | NGK・R0409B #10に変更 |
(17) | その他、装備(H・I・S・S*、 ヘルメットホルダー等) |
廃止 |
- * ホンダ・イグニション・セキュリティー・システム
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