Hondaの米国現地法人であるアメリカン・ホンダ・モーターは、米国東部時間2006年6月28日午前11時(日本時間29日午前0時)に、以下の発表を行いましたので、その内容をご案内いたします。
ご参考
アメリカン・ホンダ・モーター(American Honda Motor Co., Inc. 本社:カリフォルニア州トーランス 社長:近藤広一)は、米国インディアナ州インディアナポリス市の南東約50マイル(80km)に位置するグリーンズバーグ市近郊に約1,700エーカー(688万m2)の土地を取得するとともに、5億5千万ドルを投資して年間生産能力20万台規模の新四輪車工場を建設すると発表した。
新工場は、2008年秋の稼動開始を目指し、従業員数はフル生産時で2,000人を予定。Hondaの特徴であるフレキシブルな生産ラインを導入すると共に北米の四輪車工場の中で最も環境負荷の小さい最新鋭の工場とする計画である。
「インディアナ州には、すばらしい人々によるコミュニティ、優れた物流システムや産業インフラが整っている。また、我々のお取引先のネットワークや、全米のお客様への商品供給を考えても、中西部における最適な場所である。最も重視したのは、お客様のニーズに応え続けるために最適な場所はどこか、ということだ。」とHondaの北米地域本部長であり、アメリカン・ホンダ・モーター社長の近藤広一は語った。
新工場は、Hondaにとって6番目の北米四輪車工場で、これによりHondaの北米四輪車生産能力は現在の140万台から2008年には160万台へと増加する。Hondaは、米国市場における旺盛な需要に応えるため新工場を建設し生産供給能力を高めるとともに、市場の変化により柔軟に対応することで北米事業の更なる基盤強化を図る。
Hondaは、「需要のあるところで生産する」という考えに基づき、1979年9月に米国で二輪車の現地生産を開始。1982年には日本の自動車メーカーとして初めて米国で乗用車の生産を開始した。以来、北米での現地生産を拡大し2006年6月までの北米における四輪車生産累計は1,640万台を超える。また、今回の計画に伴い米国での累計投資額は、生産、研究開発、営業分野の合計で80億ドル以上、北米全体では90億ドル以上となる。
米国のHonda新四輪車工場 <概要>
工場建設予定地
インディアナ州グリーンズバーグ(Greensburg)市近郊
インディアナポリス市南東約50マイル(80km)
用地面積
約1,700エーカー(688万m2、208万坪)
総投資額
5億5千万ドル
生産開始時期
2008年秋
生産能力
20万台/年 規模(フル生産時)
従業員数
2,000名