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2005年09月01日 ニュースリリース

Honda 家庭用小型コージェネレーションユニット採用のシステム「ECOWILL(エコウィル)」が財団法人2005年日本国際博覧会協会の「愛・地球賞」を受賞

ご参考

 Hondaの家庭用小型コージェネレーション(熱電併給)ユニットを採用したコージェネレーションシステム「ECOWILL(エコウィル)」(2003年3月発売)が、財団法人2005年日本国際博覧会協会主催の「愛・地球賞」を受賞した。

家庭用小型コージェネレーションユニット

家庭用小型コージェネレーションユニット

 本賞は、地球環境問題の解決と人類・地球の持続可能性に貢献する秀逸な100の地球環境技術を選定し表彰するもので、今回は、大阪ガス(株)、東邦ガス(株)、西部ガス(株)、給湯器メーカーの(株)ノーリツ、(株)長府製作所との合同受賞となる。

 家庭用小型コージェネレーションユニットは、世界最小※1のガスエンジン「GE160V」と、Honda独創の正弦波インバーター技術を採用した小型軽量の発電システムを効率的にレイアウトし、家庭用での設置に適した小型化を実現した。3.25kWの熱出力と1kWの発電出力により、総合エネルギー効率85%を達成し、一戸建て住宅において1日平均6時間程度の稼動を想定している。都市ガス各社と給湯機メーカーが共同開発した排熱利用の給湯暖房システムと組み合わせ、一般家庭での光熱費が年間約4万円節約できるシステムとなっている。またCO2排出量も30%程度の低減が期待できる。※2一般家庭へは、大阪ガス、東邦ガス、西部ガス等のガス会社を通じて販売されている。

  • ※1レシプロガスエンジン
  • ※2Honda試算、火力発電による電力と天然ガスによる給湯暖房機を使用した場合との比較

家庭用小型コージェネレーションユニットの主な特長

エネルギー総合利用効率85%

一般家庭でのエネルギー使用状況を詳細に検討し、熱出力を3.25kWに設定(熱回収率65%)。発電出力は一般家庭に適した1kW(発電効率約20%)とし、エネルギー総合利用効率85%と、家庭での1次エネルギー消費量を押さえるシステムを実現。都市ガス各社と給湯機メーカーが共同開発した排熱利用の給湯暖房システムと組み合わせ、CO2排出量の約30%低減が期待できる。

世界最小のレシプロガスエンジン「GE160V」

家庭用コージェネレーションユニット用に専用に新開発。三元触媒とO2フィードバック制御により、NOxの排出を低減。従来の家庭用ガス給湯より、クリーンな排出ガスレベルを実現。

低振動・低騒音

発電モーターでエンジンを始動することで、スタート時の騒音、振動を大幅に低減。多段室式吸気サイレンサーや大容量エアクリーナーの使用とあわせ、家庭用エアコン室外機レベルの低騒音を実現。

軽量コンパクト

Hondaのインバーター発電機に採用している多極オルタネーターと、エンジンのシリンダーを水平方向に配置するバーチカルレイアウトの採用により家庭での設置に適した小型化を実現。

高品質な電力

このクラスでは初の「系統連系機能付きマイコン制御式多極正弦波インバーター」を搭載し、商用電源並みの高品質な電力を供給。周波数や電圧の変動に敏感な精密機器も安心して使用可能。

触媒一体型高効率熱交換機

高効率な熱回収実現のために、ユニットの換気を最小にし、2分割構造で放熱を抑制。熱交換機と触媒を一体構造とし、触媒温度を高温に保ち熱を回収。細部に渡る熱回収を行なうことで熱回収率65%を達成。

主要諸元

使用燃料

都市ガス(天然ガス)13A/12A、LPG

エンジン形式

4ストローク水冷単気筒OHV

排気量

163cm3

発電形式

多極式正弦波インバーター発電

発電出力

1kW(AC100/200V)

熱出力

3.25kW

サイズ

全幅640mm×奥行380mm×全高940mm

お客様からのお問い合わせ先

本田技研工業株式会社 日本営業本部 汎用営業部 法人営業室
TEL 048-452-0312