Hondaの2005年度中間期業績は、全ての事業で増収となり、連結売上高は中間期として5年連続で過去最高を更新。営業利益は、増収に伴う利益の増加やコストダウン、および円安による為替影響などにより、販売費及び一般管理費や研究開発費の増加などはあったものの、前年同期並みとなった。当期純利益は、中間期として5年連続で過去最高を更新した。
また、通期業績見通しを上方修正し、売上高は6年連続、当期純利益は5年連続での過去最高更新を目指す。
なお、中間配当金は、前年度より一株当たり12円増配となる40円とした。期末配当金については、一株当たり3円増配の40円を予定、年間配当金は、一株当たり15円増配の80円を予定している。
2005年度(2006年3月期)上半期業績
*は、中間期として過去最高 (単位:億円)
前年度実績 | 当年度実績 | 増減額(前年度比・%) | |
売上高 | 41,667 | 46,022* | +4,355(+10.5) |
営業利益 | 3,329 | 3,330 | +1(+0.0) |
税引前利益 | 3,396 | 3,137 | -259(-7.6) |
関連会社持分利益 | 471 | 472* | +0(+0.2) |
当期純利益 | 2,413 | 2,443* | +29(+1.2) |
一株当たり当期純利益 | 257.35円 | 264.64円 | +7.29円(+2.8) |
為替レート:1米ドル=110円 1ユーロ=135円
※ 前年度実績の法人税には、ブラジル二輪事業に対する移転価格の更正に伴う支払い額約117億円が含まれている。
- ・売上台数(当社および連結子会社の完成車と持分法適用会社への生産用部品の売上台数の合計)は、四輪、汎用事業で過去最高を更新した。
二輪事業は、主にアジアでの関連会社向け海外生産用部品の減少により、507万台(4.0%減)となった。(なお、中国・インドの持分法適用会社で生産、販売された現地調達率100%の二輪車約93万台は、米国会計基準に基づき、売上高と同様この売上台数には含まれていない)
四輪事業は、主に北米での売上が増加したことにより、167万4千台(6.9%増)となった。 - ・汎用事業は、主にアジアでの売上が増加したことにより、262万3千台(6.1%増)となった。
- ・連結売上高は、全ての事業で増収となり、4兆6,022億円(10.5%増)と、5年連続で過去最高を更新した。
- ・営業利益は、増収に伴う利益の増加やコストダウン、および円安による為替影響などにより、販売費及び一般管理費や研究開発費の増加などはあったものの、3,330億円と前年同期並みとなった。
- ・税引前利益は、デリバティブ関連取引の時価評価額の変動などにより、3,137億円(7.6%減)となった。
- ・当期純利益は、2,443億円(1.2%増)と中間期として、過去最高を更新した。
- ・なお、05年度第2四半期業績は、売上高は2兆3,376億円(11.7%増)と5年連続で過去最高を更新した。利益については、営業利益は、1,626億円(5.9%減)、税引前利益は1,693億円(2.3%増)、当期純利益は、1,337億円(5.2%増)となった。
2005年度(2006年3月期)業績見通し
売上計画を二輪事業1,057万台、四輪事業342万5千台、汎用事業586万台とし、売上高は6年連続で過去最高を更新する見通しである。
(中国・インドの持分法適用会社で生産、販売を予定している現地調達率100%の二輪車は約186万台増加して約286万台となる予定であるが、米国会計基準に基づき、売上高と同様この売上台数には含まれていない)
利益については、当期純利益では5年連続での過去最高更新を目指す。なお、前提となる為替レートは、1米ドル=110円、1ユーロ=135円(下期:1米ドル=110円、1ユーロ=135円)に見直した。
単位:億円
04年度実績 | 05年度見通し | 増減額(前年度比・%) | 参考:前回見通し(7/27) | |
売上高 | 86,501 | 96,000 | +9,498(+11.0) | 94,300 |
営業利益 | 6,309 | 6,750 | +440(+7.0) | 6,650 |
税引前利益 | 6,568 | 6,550 | -18(-0.3) | 6,200 |
関連会社持分利益 | 960 | 940 | -20(-2.1) | 910 |
当期純利益 | 4,861 | 4,900 | +38(+0.8) | 4,700 |
為替レート:1米ドル=110円 1ユーロ=135円
以 上