Hondaの2005年度第1四半期業績は、国内外での販売が増加したことにより、連結売上高は第1四半期として、5年連続で過去最高を更新。営業利益は、増収に伴う利益の増加やコストダウン効果などにより、販売費及び一般管理費や研究開発費の増加などはあったものの、増益となった。税引前利益は、主に長期金利の下落によるデリバティブ関連評価損益の変動影響などにより減益となり、当期純利益は、関連会社持分利益の増加はあったものの、3.1%の減益となった。
2005年度(2006年3月期)第1四半期業績
(単位:億円)
| 前年度実績 | 当年度実績 | 増減額(前年度比・%) | |
| 売上高 | 20,731 | 22,645* | +1,914(+9.2) |
| 営業利益 | 1,599 | 1,703 | +104(+6.5) |
| 税引前利益 | 1,740 | 1,443 | -297(-17.1) |
| 関連会社持分利益 | 188 | 211* | +23(+12.3) |
| 当期純利益 | 1,142 | 1,106 | -35(-3.1) |
| 一株当たり当期純利益 | 121.65円 | 119.75円 | -1.90円(-1.6) |
為替レート:1米ドル=108円 1ユーロ=136円
*第1四半期として過去最高
- ・売上台数(当社および連結子会社の完成車と持分法適用会社への生産用部品の売上台数の合計)は、四輪、汎用事業で過去最高を更新した。
- ・二輪事業は、258万1千台と、主に北米での売上が減少したことにより、アジアでの売上は増加したものの、ほぼ前年同期並となった。(なお、中国・インドの持分法適用会社で生産、販売された現地調達率100%の 二輪車約37万台は、米国会計基準に基づき、この売上台数には含まれていない)
四輪事業は、すべての地域で売上が増加したことにより、84万台(8.8%増)となった。 - ・汎用事業は、主に北米、アジアでの売上が増加したことにより、148万2千台(6.8%増)となった。
- ・連結売上高は、国内外で販売が増加したことにより、2兆2,645億円(9.2%増)と第1四半期として、5年連続で過去最高を更新した。
- ・営業利益は、増収に伴う利益の増加やコストダウン効果などにより、販売費及び一般管理費、研究開発費の増加などはあったものの、1,703億円(6.5%増)となった。
- ・税引前利益は、主に長期金利の下落によるデリバティブ関連評価損益の変動影響などにより、1,443億円(17.1%減)となった。
- ・当期純利益は、関連会社持分利益の増加(+23億円、12.3%増)もあり、1,106億円(3.1%減)となった。
2005年度(2006年3月期)業績見通し
売上高は、売上計画を二輪事業1,009万5千台、四輪事業341万5千台、汎用事業581万台とし、6年連続で過去最高更新を目指す。
(中国・インドの持分法適用会社で生産、販売を予定している現地調達率100%の二輪車は約245万台増加して約345万台となる予定であるが、米国会計基準に基づき、この売上台数には含まれていない)
利益については、為替レートを1米ドル=106円、1ユーロ=132円(下期:1米ドル=105円、1ユーロ=130円)とし、下記を目標に事業を進めていく。
(単位:億円)
| 04年度実績 | 05年度見通し | 増減額(前年度比・%) | 参考:前回見通し(4/26) | |
| 売上高 | 86,501 | 94,300 | +7,798(+9.0) | 93,000 |
| 営業利益 | 6,309 | 6,650 | +340(+5.4) | 6,500 |
| 税引前利益 | 6,568 | 6,200 | -368(-5.6) | 6,150 |
| 関連会社持分利益 | 960 | 910 | -50(-5.3) | 770 |
| 当期純利益 | 4,861 | 4,700 | -161(-3.3) | 4,500 |
通期為替レート:1米ドル=106円 1ユーロ=132円
以上