ニュースルーム

2004年04月27日 ニュースリリース

2003年度 連結決算の概況

-厳しい競争環境下で過去最高の販売を記録し、売上高は4期連続、当期純利益は3期連続で過去最高を更新-

2003年度(2004年3月期)業績

(*過去最高)

  実績(億円) 前年度(億円) 増減(億円)・(前年度比)
売上高 81,626* 79,714 +1,911(+2.4%)
営業利益 6,001 7,245 -1,243(-17.2%)
税引前利益 6,419* 6,097 +321(+5.3%)
当期純利益 4,643* 4,266 +376(+8.8%)
一株当たり当期純利益 486.91円* 439.43円 +47.48円(+10.8%)

為替レート:1米ドル=113円 1ユーロ=133円

*前年度の営業利益は、当年度の表示方法に合わせて修正再表示しています。 

Hondaの2003年度業績は、国内での販売は減少したものの、海外での販売が好調に推移し、売上高は過去最高を更新。営業利益は、販売費・一般管理費の増加や米ドル安が進行するという厳しい為替環境下において減益となったものの、税引前利益、当期純利益はいずれも過去最高を更新した。 

  • 売上台数は、二輪、四輪、汎用事業すべてで過去最高を更新した。
    二輪事業は、920.6万台(13.9%増)と、拡大するアジアや南米を中心として増加。
    四輪事業は、298.3万台(3.3%増)となった。国内は、13.3万台の減少となったが、北米では、「エレメント」、「パイロット」等のライトトラックの好調な販売に加え、「アキュラTSX」、新型「アキュラTL」等の販売が好調に推移し、3.6万台の増加、欧州では、「Jazz」、「アコードディーゼル」の販売が順調に推移したことなどにより、2.4万台の増加、アジアでは主に、中国、タイ、マレーシア等で13.6万台の増加となった。
    汎用事業は、主に北米での売上増により、504.7万台(10.1%増)となった。
  • 売上高は、全ての事業で売上台数は増加し、為替換算上の減少影響はあったものの、81,626億円(2.4%増)となった。(前年同期と同じ為替レートを適用した場合は、6.4%の増収と試算される)
  • 営業利益は、為替による影響(-1,010億円)や販売費・一般管理費の増加等により、増収に伴う利益の増加やコストダウン効果はあったものの、6,001億円(17.2%減)となった。
  • 当期純利益は、事業展開の拡大が著しいアジアにおける合弁会社の利益増により、持分利益が751億円(21.3%増)と大幅に増加し、4,643億円(8.8%増)となった。
  • 2003年度の期末配当金は、前年度より一株当たり7円増配の23円とし、年間では、中間配当金19円と合わせて、10円増配の42円とする予定である。

2004年度(2005年3月期)業績予想

売上高は、販売計画を二輪事業929万台(8.4万台増)、四輪事業325.5万台(27.2万台増)、汎用事業560万台(55.3万台増)とし、過去最高を計画している。利益については、増収に伴う利益の増加やコストダウン効果はあるものの、為替による影響(営業利益段階で約1,390億円の減)等を考慮し、下記を目標として事業を進めていく。(営業利益ベースでは、為替影響を除く実質差で約990億円の増益を見込む)

  04年度予想(億円) 03年度実績(億円) 増減(億円)・(前年度比)
売上高 85,000 81,626 +3,374(+4.1%)
営業利益 5,600 6,001 -401(-6.7%)
税引前利益 5,000 6,419 -1,419(-22.1%)
当期純利益 3,900 4,643 -743(-16.0%)

為替レート:1米ドル=105円 1ユーロ=125円 

以上