Hondaは、タイの汎用製品生産拠点である Thai Honda Manufacturing. Co., Ltd. (タイ バンコク、社長:竹株清司 以下TH)より、エンジン式ウォーターポンプ「WB20XT」を輸入し、2月20日より全国のHonda汎用製品特約店から発売する。
THでは2002年11月に汎用エンジンの生産能力を40万台から100万台に拡大しており、今後汎用エンジンの日本を除く世界各地への輸出を予定している。また、汎用エンジンを搭載したポンプの生産は、1989年の生産開始以来、累計567,000台*に達しており、主にアジア、中近東地域などに供給してきた。「WB20XT」は、昨年欧州向けの輸出を開始しており、今回の日本への輸出に続き北米への輸出も計画している。
*2002年12月末現在、Honda調べ
Hondaは、最適な場所で調達と生産を行い世界に供給をするという「Made by Global Honda」というコンセプトに基づき、中国・インド製発電機やフランス製芝刈り機など、汎用製品の日本市場への導入を行ってきた。
搭載エンジンの「GX120」は米国環境保護庁(EPA)フェーズ2規制をクリアするなど、世界最高水準の環境性能を有した「Honda e-SPECエンジン」である。なお、同機種のホームセンター向け仕様を3月より、特約ホームセンターから発売する予定である。
販売計画台数(国内・年間合計)
3,000台
メーカー希望小売価格(消費税含まず)
WB20XT
72,000円
WB20XTの主な特長
- ・メカニカルデコンプ採用により軽くスムーズな始動を実現。
- ・水ポンプ用パワーユニットとして国内外で圧倒的な支持と実績のあるHonda OHVエンジンの採用による高い耐久・信頼性。
- ・クラストップの低燃費を実現。
- ・世界で最も厳しい汎用エンジンの排出ガス規制である米国環境保護庁(EPA)フェーズ2規制値とカリフォルニア大気資源局(CARB)TierII規制値をクリアしたHonda e-SPECエンジン「GX120」を搭載。
- ・高い静粛性を実現。
主要諸元
名称 | WB20XT |
全長×全幅×全高(㎜) | 455×365×420 |
乾燥重量(kg) | 21 |
エンジン形式 | 空冷4ストローク、単気筒OHV |
総排気量(cm3) | 118 |
使用燃料 | 自動車用無鉛ガソリン |
燃料タンク容量(L) | 2.5 |
エンジンオイル容量(L) | 0.56 |
点火方式 | トランジスタ式マグネト |
始動方式 | リコイルスターター |
定格回転数(rpm) | 3,550 |
吸込側口径(mm<インチ>) | 50<2> |
吐出側口径(mm<インチ>) | 50<2> |
最大全揚程(m) | 32 |
最大吐出量(L/分) | 600 |
最大吸込揚程(m) | 8.0 |
連続運転時間(分) | 約150 |