Hondaは、2002年6月に生産事業所としての役割を終えた和光工場の跡地活用について下記の通り発表した。
現在、和光工場跡地に建設中のオフィスビル(2004年夏頃竣工予定)の正式名称を「Honda和光ビル」とすることを決定した。Hondaは、東京・埼玉地区に点在する本社機能を集約して効率化をはかる目的から、青山ビルと和光ビルの具体的な機能分けについて検討を進めてきた。
その結果、和光ビルには、日本の営業の地域本社機能、汎用事業や部品事業および全社生産の戦略立案・支援機能などを持たせることとした。一方、青山ビルは、従来どおりHondaのヘッド・オフィスとしての経営と執行監督機能およびグローバル展開をサポートする機能を持つ。
和光ビルは、竣工後、職場環境などを整えたのち、2004年9月末ごろまでに随時移転を進めてゆく予定である。
なお、和光工場の跡地には、和光ビルに併設して研究棟が2003年7月に竣工しており、和光基礎技術研究センターのASIMO研究機能を移転させるとともに、新時代の基盤技術を研究する会社として昨年12月に設立した(株)ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパンが、活動を開始している。