Hondaは、高性能水冷4ストロークエンジン搭載のモトクロス競技専用車「CRF450R」の性能を向上し、7月24日(木)より発売。水冷2ストロークエンジン搭載「CR250R」の性能を向上し、9月24日(水)より発売する。

CRF450R(北米仕様)
この「CRF450R」「CR250R」は、日本はもとより世界各地で開催されているモトクロスレースに使用する競技専用車であり、過酷なレースで鍛え磨かれた技術を注ぎ込み開発したマシンである。
2004年型のCRF450Rは、エンジン各部の変更により、低回転から高回転域での動力性能を向上した。また、車体・足回りの熟成を図り軽量化と、マスの集中化による操縦安定性や乗り心地の向上を実現している。
2004年型のCR250Rは、新たにスロットルセンサー付きのキャブレターを採用し、低回転域での出力特性を向上させるなどエンジン性能向上を図っている。また、前・後サスペンションセッティングの変更やクラッチケーブルを容易に調整できるよう大型のアジャスターをつけるなど、操縦安定性及び操作性の向上を実現している。
ハンドルパイプはCRF450R、CR250Rともに、軽量かつ振動低減に優れたレンサル社製のアルミニウムハンドルを採用している。
車体色
CRF450R
エクストリームレッド
CR250R
エクストリームレッド
販売計画台数(国内・年間)
CRF450R
200台
CR250R
100台
メーカー希望小売価格
CRF450R
684,000円
CR250R
619,000円
(地域希望小売価格の一例:沖縄は<CRF450R 9,000円高>、<CR250R 8,000円高>、その他一部地域を除く。)(参考価格。消費税を含まず。)
- ※このCRF450R・CR250Rは、道路及び一般交通の用に供する場所では一切走行できません。
また、登録してナンバープレートを取得する事はできません。
CRF450R・CR250R 2004年型モデルの主な変更点
CRF450R
エンジン
ピストン形状を見直し圧縮比の変更により、全回転域でのトルクを向上。点火時期特性、排気系の変更、フライホイール慣性モーメントの最適化、キャブレターセッティングなどにより、シャープなレスポンスを実現するとともに低回転から高回転域での動力性能を向上させている。また、新開発のマグネシウム材料を使用したACGカバーの採用等により、さらなる軽量化を実現した。
車体/足回り
細部の見直しにより車体と足回りにおいても軽量化を実現。エンジン領域での軽量化とマスの集中を目的とした排気系の新レイアウトの採用により、操縦性の向上に貢献。また、アルミツインチューブフレームは、エンジンとの結合剛性を見直し、走行安定性を向上している。
フロントフォークは、これまでワークスマシンに採用していたスライドパイプの内面機械ホーニングを採用し、大幅な低フリクション化を実現。アクスルホルダー、プロテクター、ブレーキキャリパー、ホイール等バネ下部品の軽量化やダンパーの減衰力特性の変更により、ワークスマシン同等の乗り心地を実現した。リアサスペンションは、スイングアームの軽量化やチェーンガイド等バネ下の軽量化とともに、ダンパーのダンピング特性を見直すことで、更なる追従性の向上を図っている。
スタイル
シャープでスリムな印象を与える、新設計のフロントゼッケンとフロントフェンダーを採用。
CR250R
エンジン
シリンダーエギゾーストポート形状、リードバルブ、クランクケース吸気通路変更に加え、新たにスロットルセンサー付きのキャブレターとし、RCバルブ制御・点火時期特性の最適化により、低回転域での出力特性を向上させている。
車体/足回り
フロントフォークは、これまでワークスマシンに採用していたスライドパイプの内面機械ホーニングを採用し、大幅な低フリクション化を実現。ダンパーの減衰力特性の変更に合わせ、ワークスマシン同等の乗り心地を実現した。リアサスペンションは、ダンパーのダンピング特性を見直すことで、更なる追従性の向上を図っている。
スタイル
シャープでスリムな印象を与える、新設計のフロントゼッケンとフロントフェンダーを採用。
主要諸元
通称名 | CRF450R | CR250R | |
車名・型式 | ホンダ・PE05 | ホンダ・ME03 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.194×0.825×1.262 | 2.173×0.823×1.263 | |
軸距(m) | 1.495 | 1.482 | |
最低地上高(m) | 0.339 | 0.339 | |
シート高(m) | 0.955 | 0.952 | |
乾燥重量(kg) | 101.0 | 96.4 | |
エンジン型式 | PF05E 水冷4ストローク・OHC4バルブ 単気筒 |
ME03E 水冷2ストローク・ クランクケースリードバルブ 単気筒 |
|
総排気量(cm3) | 449.4 | 249.3 | |
内径×行程(mm) | 96.0×62.1 | 66.4×72.0 | |
圧縮比 | 12.0 | 8.6 | |
最高出力 (kW[PS]/rpm) |
41.5[56.4]/9,000 | 43.4[59.0]/8,500 | |
最大トルク (N・m[kg・m]/rpm) |
50.7[5.17]/6,500 | 51.0[5.20]/8,000 | |
キャブレター型式 | FCR(メインボアФ40mm) | TMX10A(メインボアФ38mm) | |
始動方式 | プライマリーキック式 | ||
点火方式 | 電子進角CDI式デジタル点火 | ||
燃料タンク容量(L) | 7.5 | 7.7 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | ||
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | ||
変速比 | 1 速 | 1.800 | |
2 速 | 1.470 | ||
3 速 | 1.235 | 1.210 | |
4 速 | 1.050 | 1.000 | |
5 速 | 0.909 | 0.869 | |
減速比(1次/2次) | 2.739/3.692 | 3.000/3.846 | |
キャスター(度)/ トレール(mm) |
26°55´/107.9 | 26°49´/107.3 | |
タイヤサイズ | 前 | 80/100-21 51M | |
後 | 110/90-19 62M | ||
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ディスク | |
後 | 油圧式ディスク | ||
懸架方式 | 前 | テレスコピック式(倒立サス)クッションストローク 315mm | |
後 | スイングアーム式(プロリンク) アクスルトラベル 319mm |
スイングアーム式(プロリンク) アクスルトラベル 314mm |
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フレーム形式 | アルミツインチューブ |
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