Hondaは、独自の正弦波インバーター技術を採用したクラス最軽量の発電機「EU16i」を、3月5日より全国のHonda汎用製品取扱店から、また北米と欧州においても4月より順次発売する。
「EU16i」は、同出力の従来発電機に比べ重量を半減※1し、気軽に持ち運べるサイズの発電機として世界初、一般家庭で使用される電気製品※2の殆どすべてに対応できる出力を持つ。また、Honda独自の高効率の正弦波インバーターシステムを採用し、コンピューターなどの精密機器にも安心して使える高品質の電気を供給する。
※1 Honda EM1500X比 ※2 15アンペアコンセントで使用可能な電気機器
搭載される新開発エンジン「GX100」は、Honda独創のサイドカムOHC機構の採用により、高い信頼性や耐久性と軽量コンパクト化とを実現しながら、世界で最も厳しい排出ガス規制である米国環境保護庁(EPA)フェーズ2に対応するなど優れた環境性能を有している。また、二重防音構造と、電力負荷に応じてエンジン回転を自動制御するエコスロットル機構により、クラストップレベルの低騒音(59dB※)と、低燃費(対従来型同出力モデル比:20%以上)を実現している。
※定格出力時。2005年施行の欧州騒音規制ステージ2をクリア。
販売計画台数(年間・国内)
3,000台
メーカー希望小売価格(消費税含まず)
EU16i JN
198,000円
「EU16i」の主な特長
高品質な電気
- ・Honda独自の高効率インバーターシステムの採用により、商用電源と同等の高品質の正弦波の電気を出力。コンピューターなどの精密機器の電源として最適。
- ・一般家庭の15アンペアコンセントで使用する殆どすべての電気機器に対応。
小型・軽量
- ・従来型発電機EM1500Xに対して約30%の小型化を実現。
- ・Honda独自の専用高速多極オルタネーターの採用により、エンジン部の発電システムを従来モデル。(同出力機EM1500X)の約1/3にまで軽量化、全体では約1/2(21kg)のクラス最軽量を達成。
低騒音
- ・二重防音構造とエコスロットル搭載で大幅な低騒音化を実現。
低燃費
- ・高効率インバーターとエコスロットルの採用により、使用機器の電力に見合ったエンジン回転数を自動制御。従来型発電機に対して20%以上燃費を向上。
並列運転機能
- ・2台接続で2倍近くの出力を得られる並列運転機能を採用(専用並列コード使用時)。
主要諸元
名称 | EU16i | |
交流定格出力(50/60Hz) | 1600VA | |
直流出力 | 12V-8.0A | |
連続運転可能時間(hr) | 約10.0*(1/4負荷:400W)~4.0(定格:1600W) | |
発電方式 | 多極式インバーター | |
フレーム方式 | フルカバー防音タイプ | |
騒音レベル(dB(A)/7m) <1/4負荷時> |
59<54> | |
全長×全幅×全高(mm) | 510×290×425 | |
乾燥重量(kg) | 21 | |
燃料タンク容量(L) | 4.1 | |
エンジン型式(形式) | GX100(空冷4ストローク単気筒・OHC) | |
総排気量(cm3) | 98 | |
始動方式 | リコイルスターター | |
使用燃料 | 自動車用無鉛ガソリン | |
標準装備 | 発電部 | エコスロットル、インバーター制御 |
エンジン部 | パイロットランプ、オイルアラート、 大型マフラー&エアクリーナー |
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フレーム部 | フルカバー防音タイプ、並列運転機能 |
*エコスロットル作動時