ニュースリリース

2000年09月27日ニュースリリース

マイケル・アンドレッティ、ホンダ・ターボV8勢の一員へ 2001年シーズン開幕戦からモトローラ・ホンダで出走!

2000年 CARTシリーズ・レース・インフォメーション

インディアナポリス9月26日発 -

チーム・モトローラは、マイケル・アンドレッティが、2003年までCART FedExチャンピオンシップにホンダ・ターボV8エンジンを搭載したカーナンバー39のマシンで参戦する契約をしたと発表した。これにより、1991年のCARTチャンピオンのアンドレッティは、2001年2月11日ブラジル・リオデジャネイロで開催される開幕戦からチーム・モトローラ・レイナード・ホンダで出走する。

このチーム・モトローラは、インディアナポリスのチーム・グリーンによって編成され、ダリオ・フランキッティとポール・トレイシーのチーム・クール・グリーン・レイナード・ホンダとともに、3台目のマシンとしてメンテナンスとサービスを受けることになる。チーム・モトローラは、チーム・グリーンのオーナー、バリー・グリーンが所有するチームで、チーム・グリーンのゼネラル・マネージャーのキム・グリーン が運営する。技術面は、チーム・クール・グリーンのテクニカル・パートナーシップを受ける。なお、このほかのマネージメントスタッフ、エンジニア、メカニックなど については、後日発表する。

今年、ツインリンクもてぎとトロントで、生涯優勝回数を39、40勝としたアンドレッティは、父(マリオ)が達成したチャンプカー・レース最多生涯優勝の52回の記録に後少しのところに迫っている。そして、37歳のアンドレッティは、チ-ム・モトローラ在籍期間中に父親の記録を破ろうとしている。

チ-ム・グリーンは、フォーサイス・グリーン・レーシングで2年間成功を収めた後、バリー・グリーンが1994年に設立したチームである。チーム・グリーンは、1995年にジャック・ビルヌーヴで、CARTのチャンピオンシップとインディアナポリス500マイルレースの両方を制覇した。1998年以来、チーム・グリーンは、ダリオ・フランキッティとポール・トレイシーのコンビでチーム合計11勝を挙げ、昨年両ドライバーはCART FedExチャンピオンシップでそれぞれランキング2、3位を獲得した。
モトローラ社は1937年以来さまざまなモータースポーツに関わってきており、10年以上CARTの公式無線送受信機提供会社でもある。また、チャンプカーに搭載されているデジタルDNAテクノロジーから、無線送受信機、携帯電話、ページャーなどのチームとドライバーのコミュニケーションを助ける通信装置など、モトローラの全製品がレースで活用されている。このCARTでの活動にくわえて、モトローラはNASCARの公式スポンサーでもある。

同社は、コミュニケーション・ソリューションズとエレクトロニクス・ソリューショ ンズの世界的リーダーで、昨年度の売上は、331億ドル。
(モトローラについての詳しい情報は、モトローラのウェブサイトhttp://www.motorola.com)

キース・ベーン(モトローラ・グローバル・ストラテジー及びコーポレート・デベロップメント担当上級副社長)のコメント

「マイケル、ホンダ、チーム・グリーンとのリレーションシップを発表できることは、誇りでありエキサイティングなことである。さらに、このチャンプカーのリーダーを集めたチームは、サーキットでの成功を収めるために生まれたチームである。チャンプカーレースで偉大な名前であるアンドレッティといっしょになれる機会は、めったにないことである。」

トーマス・G.エリオット(アメリカン・ホンダ上級副社長兼H.P.D.社長)のコメント

「ホンダはチャンプカー参戦以来モトローラとの関係を維持しており、このようなテクノロジー推進企業2社が、アンドレッティのような偉大なドライバーとチームを組むことは、ふさわしくもあり喜ばしいことである。CART FedExチャンピオンシップシリーズは世界で最もコンペティティヴなレースのひとつ、あるいは最もコンペティティヴなものそのものである。我々が関わる他のチャンプカーチームと並んで、モトローラ、マイケル・アンドレッティ、ホンダのコンビネーションは、来年このチームがコンペティティヴであることを保証すると思う。」

マイケル・アンドレッティのコメント

「モトローラのようなトップクラスのチームといっしょになれたことは素晴らしいことだ。モトローラ・ホンダ・レイナードを走らせるのは、モトローラの最先端のコミュニケーション技術とエレクトロニクステクノロジーを示す格好の場でもある。さらに、チーム・グリーン全員のサポートを受けられることもあり、サーキットの中でも外でも成功を収めることができるパートナーシップになると確信している。いうまでもなく、ホンダとともに働くこともエキサイティングなことだ。ホンダは、チャンプカーでも、F1でも、オートバイでも、自動車でも、際立った評判を獲得しており、そのホンダとついにいっしょに働くことができることは期待でいっぱいだ。」

キム・グリーン(チーム・モトローラ・ゼネラルマネージャー)

「モトローラとマイケルがチーム・グリーンに参加したことは、喜ばしいことだ。モトローラは、最先端のコミュニケーション技術で世界をリードする企業であり、またCARTにおける最も熱心なスポンサーのひとつでもある。マイケル・アンドレッティとホンダについては、その記録が全てを物語っており、私はこのチーム・モトローラとホンダとマイケル・アンドレッティのコンビネーションが無敵なものになると期待している。」

バリー・グリーン(チーム・オーナー)

「ご存知のように、1986年‐1988年までクラコ・レーシングで私と一緒だったマイケルは、世界的なレベルのドライバーである。私は、毎週末マイケルを打ち負かすのではなく、ともに私のチームで戦うことを願っていた。チーム・モトローラとチーム・クール・グリーンの経験とノウハウをともにプールすることは、両チームとその3台のマシンとドライバーにとって多大な利益にもなるはずである。」

マイケル・アンドレッティ